急:往け、我がライダー道!
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信満々にライダーの本気を見せたタオとアイアンライダーはそれぞれの腰のベルトを操作し、必殺技の一撃を放とうとする。
【Charge Up】
タオがタオベルトを軽く操作すると、太極図を象った気のエネルギーが目の前に出現。
そのまま腰を落としながら構えると、太極図は黒と白の二つのエネルギーに分かれて足元へ収束される。
そして最高潮にまで達すると高らかに足場を蹴り上げた。
【鉄・魂・創・作! ハンマーフィスト!】
アイアンライダーが触れた"大槌"のアイコンが変化した、両腕に装着された巨大なハンマー・アイアンハンマーが生成。
勢い良く地面を蹴り上げ、身体を回転しながら突撃していく。
それぞれの必殺技を繰り出さんとタオとアイアンライダーのダブルライダーがモールイマジンへと放った。
「いくぜ、ライダーキック……とりゃあああ!!」
「アイアンハンマーブレイカー! どっせぇぇぃい!」
タオが繰り出した上空から急降下しながら放つ必殺の蹴り『タオ・ライダーキック』。
アイアンライダーが繰り出したアイアンハンマーによる一撃『アイアンハンマーブレイカー』。
二人の一撃を食らって、Gポーターから投げ出されたモールイマジン達は空中で爆発。
モールイマジンの大群を撃破したタオとアイアンライダーはGポーターの上に着地、そのまま固い握手を握り合ったのであった。
〜〜〜〜〜
数日後、ガーディアンライダーズ本部。
待機室のTVモニターには『食糧問題根絶へまた一歩か? 雨谷博士の記者会見』と映し出されていた。
その様子を見て、ソファーに座っていた尊はココアを啜りながら眺めていた。
「しっかりとしたいい顔になってるじゃねえか。あの時のおどおどしたのがウソみたいだぜ」
「あの人は誰かのために頑張れる人なんじゃないですかね。尊さんみたいに」
数日前の雨谷の姿を思い出す尊の元へ、にこりと笑みを向けながら愛依がお茶請けのお菓子を差し出す。
軽い挨拶を交わした後に口にし、尊はこめかみに皺を寄せて呟いた。
「誰かのために頑張るねぇ……俺はそんな立派な人間じゃねえよ、有瀬」
「そうでもないですよ。色んな尊さんの事を見ているつもりなので、私」
「おいおい……こりゃ立派な人間にならねぇといけなくなるなぁ」
「そうなるまで私や、私達が頑張りますよ!」
「あんがとよ。ところで龍李のヤツ、今日は顔見せてないが……」
「ああ、彼なら……」
互いに向かい合って座りながら、たわいもない話を繰り広げていると、ふと気になるのは先日入った新人ライダー・タオこと小桜龍李。
まだ出会って間もない彼を知らないことが多い。
これから先、どんな仲間との出会いも、どんな敵と遭遇するか分から
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