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仮面ライダータオ
序:唸れ、鋼鉄の拳!
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頭上を通り過ぎる一つの人影があった。
フライングスライダー――2055年の未来にてメジャーとなっている空中サーフィン及びサーフボード――を駆りながら、落下中の雨谷を受け止める。
ゆっくりと旋回しながら降りてきたその人物にアイアンライダーは訝しむが怪人達がいなくなった今、安全と判断する。
変身したその姿を解いて近づくと、少年の姿が明らかになる。
銀髪に金色の瞳を持った元気はつらつとした表情と雰囲気が特徴的な見知らぬ少年は、元の姿となった尊に声をかけてきた。

「押忍、不動先輩! 要救助者はこの通りッス!!」

「おう、助かった……じゃねえよ!いやいやお前何者なんだ?」

突如現れた見知らぬ若い少年に尊は思わずツッコミを入れた。
少なくとも見た目は十代半ば、今年で24歳を迎えた自分より一回り幼く見える。
訝しむ尊の姿に人懐っこい笑顔を向けながら、少年は自己紹介をした。


「俺は桜木龍李! これからガーディアンライダーズさんにお世話になる仮面ライダーです! よろしくお願いします!」


尊にそう名乗った少年――『桜木龍李(さくら・りゅうり)』。
これが、彼が進む『ライダー道』への最初の一歩であった。
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