序:唸れ、鋼鉄の拳!
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てぇ!!」
余裕綽々な態度を見せるアイアンライダーに、一体のモールイマジンが激昂。
片腕のドリルを突き出し、高速錐揉み回転しながら突っこんでいく。
竜巻と化して突撃してくるモールイマジンを目の前に、アイアンドライバーのギア部分に触れる。
「いいぜ……、乾坤一擲! 大勝負だ!」
【鉄・魂・創・作! ドリルフィスト!】
ギア部分をある程度回し、ホログラフに映し出されたいくものアイコンの中から"ドリル"と表記されたアイコンを軽くタッチ。
それと同時に機械を組み立てられるような音と共にアイアンライダーの右腕が変化、大型のドリル・アイアンドリルが装着される。
装着完了と同時にアイアンライダーは思いっ切り前方へとアイアンドリルを突き出し、モールイマジンを迎え撃った。
「どりゃあああああああ!!」
「ぐおおおおおお!!?」
アイアンライダーが繰り出したアイアンドリルがモールイマジンとぶつかり合い、暫しの間拮抗。
だが、モールイマジンの両腕のクローとドリルに『バキリ』と嫌な音が走り、その直後ド派手に砕け散った。
自慢の武器が文字通り粉砕され、モールイマジンは目を見開く。
「んなぁ!?」
「―――アイアンドリルトラストォ!!」
驚くモールイマジン目掛けて、アイアンライダーは地面を蹴り上げて、踏み出した勢いを載せてアイアンドリルで貫いた。
アイアンドリルでの必殺技『アイアンドリルトラスト』を受け、胴体に風穴が空いたままモールイマジンは断絶魔を上げることもなく大爆発。
苦戦することもなく怪人の一体を葬ったアイアンライダーは残った他のモールイマジンを睨みつける。
「よぉ、次はお前達の番だぜ」
「「ッ……」」
「かかってこいよ。相手、してやるぜ」
アイアンライダーは右腕のアイアンドリルの矛先を向けながらモールイマジンに訊ねる。
この仮面ライダーが只者ではないと嫌でも分かったモールイマジン達二体は互いに顔を見合わせると、意を決して口を開く。
「ちっ、いい気になりやがってよ!」
「これでもくらいやがれってんだよ!」
二体のモールイマジンは突如鼻のドリルを回転。
そのドリルから竜巻が発生、大破した自動車ごと何もかも吹き飛ばさんとする風量がアイアンライダーや雨谷に襲い掛かる。
「だぁ!?あぶねぇ!!」
「―――うわああああああああ!?」
「げっ、しまった!?」
聞こえてきた悲鳴にアイアンライダーが振り向くと、モールイマジン達の竜巻によって耐えきれなかった雨谷が中へと投げ出されていた。
瞬く間に空高く舞い上げられた雨谷は重力の作用によって地面へと落ちようとしていた。
このままでは落下死なんてありえる……アイアンライダーが最悪の結果が目に浮かぶ中、
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