中編:世界の継承者
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つてXライダーと交戦したことのあるサソリジェロニモだった。
『し、真空地獄車だと!? 貴様、なぜその技を使える!』
「継承てもらった。それ以外に何がある?」
戦斧を構えて襲い掛かるサソリジェロニモに対し、クールな口ぶりで返したディネクトは再びディネクトドライバーを手にして構える。
振り下ろされる戦斧の刃をよけ、すれ違いざまに切り付けていくディネクト。
だがその隙を狙って、サソリジェロニモを潜り抜けてやってきたヘビ獣人がその長い体を駆使して拘束しようと図る。
『ライダー! これでは身動きできまい!』
「そうかな? なら、ちょいと我慢比べに付き合ってくれ!」
【CALL-RIDE…SABER! SLASH!】
ヘビ獣人によって拘束されようとする直前、ディネクトは二枚のカードを読み込んだ。
そのあとヘビ獣人によって拘束されてしまう……だが、苦痛の音を上げたのはヘビ獣人の方だった。
『ぐああああああああ!? な、何だこの熱さは!? 焼ける!? 俺の体がぁぁぁぁ!!』
「――そりゃそうだ。かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣が吐く炎だからな」
突如炎によって燃え上がるヘビ獣人、その中から現れたのは"もう一本の剣"を携えたディネクトだった。
ディネクトが持つその両刃の剣、―――世界を守る炎の剣士・仮面ライダーセイバーが持つ"火炎剣烈火"を手にし、ディネクト自身はサソリジェロニモを見据える。
「いくぜ、ディネクト流・火炎十字斬!!」
『『ぬおおおおおおおおおお!?』』
ディネクトドライバーと火炎剣烈火、二刀流となったディネクトは一気に踏み出し、サソリジェロニモとヘビ獣人目掛けて必殺の一撃を叩き込む。
灼熱の炎を宿した2つの剣による斬撃『火炎十字斬』により、サソリジェロニモとヘビ獣人は炎に焼かれて撃破された。
残されたのはタイホウバッファローと、グランザイラス。
2体の強力な怪人と相対したディネクトは顔を向けて声をかけた。
「次はアンタたちだぜ?」
『く、われら怪人を糸も容易く倒しおって! こうなれば……グランザイラス、貴様にあれを任せた』
仲間である怪人達を怒るタイホウバッファローはグランザイラスをディネクトの頼むと前に出て、自身の武装を構える。
今回の敵は仮面ライダー……いくら相手が一人だろうと、油断は絶対できない。
そう思ったタイホウバッファローに今まで【アレ】を使う事を決めた。
相手は仮面ライダー、怪人達を屠った実力派目の前で明らかにしてくれた。
隠し玉であるグランザイラスを以てしても全力で……タイホウバッファローは自身の両肩の砲門をディネクトへと狙う。
火を吹き、放たれた砲弾はディネクトへと飛んでいくが、ディネクトは一
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