中編:世界の継承者
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が変化した仮面の戦士へと頭部へと突き刺さる。
灰色だったボディアーマーは黒と白の彩られたボディに彩られ、頭部は鳥の翼の意匠を持ったライドプレートに並び、真紅の複眼を持つ仮面が輝く。
――そこに現れたのは、一人の仮面の戦士。
『仮面ライダーディネクト』、世界の継承者と呼ばれる男が今ここに顕現した。
「さて、やるか」
愛剣・ディネクトドライバーを構えたディネクトの姿を見て、グランザイラスは驚いた。
まるでその姿は自分達が偶像として崇め、世界を繋ぐために利用したが紆余曲折の果てに大ショッカー壊滅へと追い込んだ"とある仮面ライダー"を彷彿とさせたからだ。
『ええい、【奴】の系譜か! いけぇ!』
『『キシャアアアア!!』』
タイホウバッファローの言葉と共に、襲い掛かる怪人達。
ゲバコンドル・クワガタ奇械人・クモ怪人・ハチ女ズーがその機動力とスピードを活かして一瞬で接敵、ディネクトへと襲撃をかける。
だがディネクトは冷静にディネクトドライバーを構えると、そのまま振りかざす。
「タァ! ヤァ! トォ!」
ディネクトドライバーから放たれた斬撃はゲバコンドルを的確に捉え、確実にダメージを与えていく。
クワガタ奇械人とハチ女ズーは負けじとそれぞれの得物を用いてディネクトへと攻撃を仕掛けようとするが、ディネクトの繰り出した剣撃によって簡単にいなされてしまう。
ゲバコンドルとクモ怪人が背後から襲い掛かるが、見切ったかのようにしゃがんで避けると、ディネクトは蹴りと拳をそれぞれお見舞いする。
4対1にもかかわらず、簡単にいなされていく怪人達。
そんな怪人達に対して、ディネクトは腰部に備え付けられたホルダーから一枚のカードを取り出し、ディネクトドライバーの装填口にスラッシュした。
【CALL-RIDE…X!】
「Xさん、あなたのお力、披露しますよ!」
電子音声が鳴り響いた後、襲い掛かろうとする怪人達を吹き飛ばすように現れたは、半透明な幻影として現れた一人の仮面ライダー。
――仮面ライダーX、深海開発用改造人間・カイゾーグでもある仮面ライダー。
先輩ライダーでもあるXの幻影を重なり合うと、ディネクトの体から噴き出すのは大量の火花。
まるで火を入れた回路のごとく燃え盛る炎と化す。
「いざ、――真空、地獄車ァァァァァ!」
ディネクトはゲバコンドルを体をつかみ、体を回転させる。
『ぐあ!?』
空中高く飛び上がり、クワガタ奇械人・クモ怪人・ハチ女ズーの頭頂部を土台に叩き付けまくる。
『がっ!?』
『なぁっ!?』
『ひぎゃぁ!?』
Xの必殺技の一つである『真空地獄車』を繰り出し、4体の怪人の撃破に成功するディネクト。
その光景を見て、驚いたのはか
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