第13章
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ながら、台に突っ伏したままの私を花梨は抱きかかえて起こしてくれていた。やっと 勝てた 花梨に・・・
「水澄 歩ける? 大丈夫? あんな すごい スマッシュ ウチに返せるわけないじゃぁない 負けたわ」
「花梨・・・」私は、涙を流しながら、花梨に支えられて歩くのがやっとでベンチに戻ったのだ。
お昼休憩の間に美ひろ先輩と響先輩も駆けつけてくれて
「あんた等ふたり すごいネ 私は、あんな試合見たの初めてよー 最後は水澄の執念が勝ったみたいね でも 水澄 もう 団体戦は無理よー 見てても わかるもん 痛々しいわー これ以上無理すると 取返しつかなくなるわよ! ねえ? 花梨もわかってるんでしょ」
「・・・」花梨は黙ったままで・・・
「少し 休めば 大丈夫です 私は 太子学園の個人も団体戦も 2冠連覇が夢ですからー」
「水澄 あんたは やっぱり アホで 卓球バカよねー」と、響先輩も呆れていたみたいだけど
「響先輩 アホでもバカでも 私は、最後までやり切りたい」
そして、監督から団体戦準決勝のメンバーが発表されて トップは花梨 そして2番は香 ダブルスは若葉に代わっての莉子と私が、4番遥香 5番ひなた だった。
「水澄 ごめんね 休ませてあげたいけど、日進中央中学は強敵なの 何とか先手3勝しないと難しいのよー」
「監督 大丈夫ですよ あと2試合 私 頑張りますからー 最後までやり切りたい」
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