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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第25話:再会のソウフウ
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お!!」

「なっ、があああああああ!?」

ディケイドをシャイニングカリバーで上空へ打ち上げたそのまま吹っ飛ばされる。
残された2号へアギトはその複眼で睨みつける。

「邪魔者はいなくなった……おまえを倒す」

「チッ、俺が狙いか!」

2号一人だけとなった今、アギトはゆっくりと2号へと迫る。
自分が狙いだと判明した今、2号は身構えた……アギトがシャイニングカリバーで斬りかかろうとした瞬間。
―――その時であった、2号を守るべく飛びかかる存在がいたのは。

「ハァ!!」

「なっ!?」

力任せに放たれたキックはシャイニングカリバーを蹴り飛ばし、明後日の方向へと飛んでいく。
何が起きたのか、と戸惑ってる2号の元へ空中から降り立つのは――自身と酷似した姿を持つ、飛蝗を彷彿とさせる仮面の戦士・仮面ライダー1号。
1号は顔を向けると、その名を口にした。

「一文字……」

「本郷……」

「ごめん、遅くなった」

「フッ、いいさ。それより、この暴れん坊をどうにかするぞ」

申し訳なさそうにする1号と、笑って許す2号……二人は互いに顔を見合わせると、目の前にいる豪炎の戦士へと向き直った。
アギトは両腕を構えて1号と2号へ突撃仕掛けてきた。
だが1号と2号は一瞬互いの顔を見合わせ、そして襲い掛かってきたアギトの両腕を掴む。

「「ハッ!!」」

タイミングよく二人で投げ飛ばし、地面へと叩きつける。
多少なりともダメージを追いながらも起き上がるアギトだったが、そこで見たダブルライダーによるライダーパンチを繰り出す光景に驚く。

「「タァ!」」

「ぐっ!?」

ダブルライダーの息の合った一撃を食らい、退くアギト。
再び身体から発する炎を繰り出そうとするが、そこへ身体を拘束するように赤い鞭と触手が飛んでくる。
サガのジャコーダービュートと歌舞鬼の鬼鞭術がアギトを拘束していた。

「おっと、そうはさせないよ」

「今だ、小野寺! 門矢!」

二人が叫んだと同時にアギトの耳に聞こえてきたのはけたたましい羽音。
上を見上げるとそこにはゴウラムに乗ったディケイドと、ゴウラムの手足にぶら下がったクウガの姿があった。

「吹っ飛ばされた直後に助かったぜ、ゴウラム……ユウスケ!」

「ああ、同時攻撃だ!」

【FINAL-ATTACK-RIDE…DE・DE・DE・DECADE!】

ディケイドとクウガはゴウラムから飛び降りると、そのままアギト目掛けて足を突き出す。
それを見た1号・2号も地面と蹴って飛び上がり、空中へ舞う。

「「「「ハァァァァ!!」」」」

『ディメンションキック』、『マイティキック』、そして『ダブルライダーキック』。
4人の仮面ライ
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