第百五十九話 豚汁その三
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「結構色々なものを入れても食べられるでしょ」
「お味噌汁ってそうよね」
「そう、何を入れてもね」
「どんな具でもね」
「お味噌汁はいけるのよ」
「そうよね」
「お味噌の味が美味しくしてくれるのよ」
笑顔でこうしたことも言った。
「だからね」
「どんなお野菜でもどんな場所でも」
「入れられるのよ、他のクラスも貰ってたしね」
食堂の残りものをというのだ。
「お魚のあら貰ってたクラスもあるし」
「そうそう、あらもね」
魚のそこもとだ、留奈は応えた。
「美味しいのよね」
「そうなのよね」
「煮たらね」
「いけるでしょ」
「小骨多くて食べにくいけれど」
「脂も乗っていてね」
「美味しいのよね」
「それでそこもね」
魚のあらもというのだ。
「貰ってたクラスあったわ」
「わかってるわね、そのクラス」
「あと内臓とかもね」
「牛とか豚の」
「貰ってるクラスあったし」
「皆わかってるのね」
「それで私達はね」
かな恵達のクラスはというと。
「豚肉だったのよ、それでどのクラスもお野菜はね」
「貰ってたのね」
「大根の葉とかをね」
そうしたものをというのだ。
「皆貰ってたよ」
「そういうものを使うと色々助かるってことね」
「そう、食べられるものなら何でも食べる」
「うちの学園そうよね」
「そもそも世界中から人来てるから」
かな恵は留奈にこのことも話した、現に彼女達のクラスにしてもその半分は世界各国から来た子である。
「何を食べるかもね」
「色々よね」
「さっき内臓のお話したけれど」
「普通に内蔵食べるわね」
「焼肉だってホルモンあるしね」
かな恵はさらに話した。
「心臓も胃腸も食べるし」
「レバーだってね」
「もうね」
それこそというのだ。
「身体のあちこち食べるわよ」
「そうよね」
「他の国もね」
「内蔵食べるし」
「おかしくないわよ」
「世界で言うとね」
「モンゴルなんか」
この国ではというと。
「もう羊の隅から隅まで食べるし」
「血も飲むしね」
理虹はモンゴルのこのことも話した。
「血には栄養が一杯あるからね」
「それでお鍋にも入れるし」
「内臓も食べるし」
「モンゴルもそうだし」
「別に変じゃないから」
「皆内臓も食べるわね」
「この学園だとね、それでよね」
理虹はさらに言った。
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