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彼は いつから私の彼氏?
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 1学期の期末考査、学年トップは若葉で、3点差で大路輝葉と私は2位だった。また、若葉の上にはなれなかった。(神様 どうして その3点を私に授けてくれないの? 私 悪い子だから? 翔琉と・・・しちゃったから?) だけど、私は絶対に全中個人決勝で頂点に立つと決意していた。(神様 お願い 今度は 私を・・・ 私の 脚・・・手・・・困るけど、二つあるおっぱいなら 片方あげてもいいわ ひとつあれば 赤ちゃんにあげれるし・・・翔琉には・・・兼用してもらうから・・・)

 夏休みに入って、直ぐの高校総体大阪予選では美ひろ先輩は個人戦で優勝していて、団体戦でも我が校は圧倒的強さで優勝していたのだ。その後は、私達の全中の大阪大会なのだ。

 石切監督は、団体戦の初戦に、トップ 香、2番手に白川輝葉、そしてダブルスには莉子とひなた、4番遥香、5番若葉を指名していた。2戦目はトップ 遥香、2番押切美実、ダブルスには莉子とひなた、4番香、5番若葉だった。

 個人戦では、準決勝に勝ち上がったのは、花梨、香、若葉、私達太子学園の四天王だった、花梨は準々決勝で忍埜山の見沼川七菜香をフルセットの末 勝ち抜いてきたのだ。私の次の相手は花梨とだったのだけど、私は監督にお願いして棄権にしてもらったのだ。時々、左の膝がビクッとすることがあるし、本当は、今 花梨と闘いたくなかったのだ。花梨とは、全中の本戦で決着を付けると決めていたのだ。結局、花梨と香との決勝になって、花梨が優勝していた。

 団体戦のほうも、私は大事をとって休んでいなさいという監督の言葉で、棄権していて、ダブルスは、莉子とひなたの組み合わせに若葉とひなたの組み合わせで戦っていて、二色が浜中学を破ってきた忍埜山女学園中学との決勝だったが、圧倒的に3-0で優勝していた。だけど、向こうは2年生と1年生主体のチームなので来年は強敵になるのだろう。

 翌日は休みで、その後はお盆前に3日間は強化練習なのだ。私は、膝の調子が良く無くって、かばいながら練習していたのだけど、花梨は私の異変に気付いていたのだろう、若葉に

「なぁ 今 疲れもピークや 強化練習も大切やけど ここで、身体痛めたりしたら どうもならんでー 皆には、無理せんよーに言いなぁ」と、私に聞こえるように言っていた。花梨は私のことは何でもわかっているのだろう。私の脚の調子も・・・

 練習が休みになっての初日の12日。朝 お母さんが仕事に出掛けようと玄関を開けた時

「あらっ みずきちゃん どうしたの?」と、大きな声で・・・

「水澄 水澄 みずきちゃんが門のところで待ってるのー」と、洗い物をしていた私に声を掛けてきた。

「みずき 9時からやゆうたやろー まだ8時半やでー」確かに、昨日 みずきから一緒にジョギング゛したいと言われていて、まぁ
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