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と了承していたのだけど
「いいんです 待ってます」
「待ってますって そんな暑いとこで・・・ まぁ 玄関の中ででも 待ってて」
「いいんです 動いて待ってます」
「・・・じゃぁ 早く済ませるね」と、言っていたら、お兄ちゃんが珍しく早い目に降りて来て、みずきちゃんに声を掛けていた。お兄ちゃんのお気に入りの子なんだからなのだろう。昨日までは、この暑いのに走るのかよー とか、文句言っていたくせに・・・。
私 せかせられるように急いで着替えて、出て行って、3人で中央公園までジョギングして、少し休んで帰ってきた。往復1時間程なのだ。だけど、みずきちゃんは
「午後からも 来ますね」と
「えぇー ・・・あのね」
「お願いしますよー 私 他の子に負けとぉーない! 水澄先輩なんて 1年の時 全中の本戦にリザーブとして行ってるやないですかー 私は それから比べたら・・・ まだまだなんです どんどん厳しくして欲しい 5月に合宿に連れて行ってもらって 為になったし、勉強にもなりました あれからも 頑張ってるつもりなんですけど・・・」
「うん 確かに 頑張っているし、すごく伸びたと思うわ・・・ わかったわ 今日と明日だけね 明後日から 私のとこ留守にするからー」
「わぁ〜い 有難うございます お昼 食べたら また 来ますネ」
「うっ うん 1時半よ! 早いのは ダメよ!」
私は、お昼に誘われていたのでおばあちゃんチに行って、おにぎりを用意していてくれてたので
「ねぇ おばあちゃん? これ2つ お兄ちゃんに持って行っていい?」
「ええ いいわよー 2つで足りるのかい?」
「うん カップ麺もあるからー」
「カップ麺ねぇ・・・こっちの海苔を巻いたのが梅干しで こっちが甘いめのちりめん山椒よっ」
私は、急いで家に行って、お兄ちゃんに「テーブルにおにぎり置いておくからね」と伝えて、戻ってきて「感激してたよー」と、お兄ちゃんの顔は見て無いのだけど、適当なことを言っていた。
「お兄ちゃんって 達樹君のことだろう? あの子ね 少し前 庭の枝を切ってくれたのよ 私が切っていたら、通りがかって、代わりに・・・って 水澄ちゃんと同じで優しいよねー」
「へぇー そんなことがあったんだー 普段 ぶっきらぼうなんだけどね まぁ 私には優しいカナ! いつも それとなく 援護してくれるの」
「そうかい 男はね それっくらいが良いんだよ 優しくてね あと 真面目に働いてくれたらネ」
「ふ〜ん ねぇ ご主人もそんな人だったの?」
「そーだね 口数も少なくて 仕事も真面目にやってたみたいよ」
「おばあちゃん 幸せだった?」
「だなー 平穏無事だったし 亡くなった後も、
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