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ドリトル先生の長崎での出会い
第八幕その十三

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「そんな人を支持するなら」
「それならだよね」
「もう終わりだよね」
「人として」
「見下げ果てたと言うべきかしら」
「そうだよ、偏見も罵倒も当然よくないし」
 それにと言う先生でした。
「やりたい放題、幾ら力があってもね」
「それをいいとするなら」
「自分達が行うなら」
「それならだね」
「しかも自分が率先して行うんじゃなくて」
 そうでなくというのです。
「力を持って行く人の後についていくなら」
「卑怯だね」
「そうした意味でもレベルが低いよ」
「そんな人ってね」
「自分が率先しても最低なのに」
「そしておこぼれにあずかろうっていうなら」 
 そうした考えならというのです。
「卑しいことこの上ないよ、ましてその人の悪事がどんどんばれても言い繕うなら」
「尚更だね」
「どうにもならないね」
「そんな人はね」
「最低と言っても足りないわよ」
「そうした人には絶対になりたくないし」
 そうであってというのです。
「心掛けているよ」
「先生はね」
「そんな人達にならない様に」
「あの人達も見て」
「そうしているわね」
「民主主義は鏡でもあってね」
 こうも言う先生でした。
「どういった人を支持するか」
「それでその人がわかるね」
「最低な人を支持する人は最低だって」
「わかるね」
「人は同じレベルの人を支持するからね」
 だからだというのです。
「恥も外聞もモラルもない平気で悪事を働いて嘘を大声で吹聴して偏見の塊で私利私欲ばかり貪ってやりたい放題する人を支持するなら」
「そんな人達だね」
「最低な人達ね」
「何処までも卑しい」
「そうした人達ってことね」
「そうだよ、日本はいい国でも」
 それでもというのです。
「おかしな人達もいることはね」
「覚えておかないとね」
「ごく一部でも」
「それでもね」
「そうした人達はどこまでも堕ちるけれど」
 そうなるけれど、というのです。
「そんな風にはならない」
「そうなることだね」
「僕達は」
「絶対に
「そのことを心掛けていかないとね」
 こうしたことを言うのでした、長崎ちゃんぽんを食べながら。
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