第四話 団欒その十七
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「まさにね」
「あの人も素晴らしい選手でしたね」
「うん、他にもね」
「記録や記憶に残る選手が多いです」
「阪神はね」
「五番だとな」
りんねはこの背番号は誰かと話した。
「新庄さんだしな」
「あの人も忘れられないよね」
「ああ、絶対にな」
「甲子園にも似合っていたよ」
「北海道だけじゃなくてな」
「いや、阪神最高過ぎるだろ」
乱馬は心から思った。
「こんな球場でいい選手が多くてな」
「魅力の塊みたいなチームよね」
「全くだぜ」
桜にもこう返した。
「知れば知る程な」
「好きになるわね」
「そんなチームだよ」
「色々あるけれどっちゃ」
ラムも微笑んで言った。
「最高のチームだっちゃ」
「ほんまやな、こんなチーム他にないわ」
テンが見てもだった。
「華があるわ」
「何があってもっちゃ」
「絵になってな」
「これだけ多くの選手が皆そうだからな」
あたるも認めることだった。
「俺は二十二というと藤川さんだ」
「藤川球児さんっちゃね」
「そうだ、素晴らしい選手だったな」
「あの人もそうだったっちゃね」
「みんなこの甲子園で活躍してな」
「うち等に感動を与えてくれたっちゃ」
「そう思うと感謝しかない」
あたるはこうも言った。
「俺もな」
「本当にそうっちゃね」
「ほんまやな、阪神位華あるチームないわ」
テンは心から思った。
「ええ選手もよおさんおってな」
「魅力しかないな」
「応援戦でいられんわ」
「然るにジャリテン」
あたるはここでテンに問うた。
「お前が思う背番号は何番だ」
「俺か?八や」
テンは即座に答えた。
「遠井さんが着けてたな」
「山内さんもだったな」
「久慈さんもやろ」
「いい背番号だな」
「そやろ、勿論他の背番号もええが」
「貴様としてはだな」
「八や」
この背番号だというのだ。
「ええのはな」
「お前もわかっているな、阪神の歴史で言うとな」
「背番号は大事やな」
「何時誰が背負っていたか」
そのことがとだ、あたるは何時になく真面目な顔で話していった。話を聞くテンも真剣な顔で聞いている。
「知ることもだ」
「大事やな」
「他のチームでもそうだが」
「阪神もやな」
「大谷選手にしてもな」
あたるは他ならぬこの人の話もした。
「背番号が大事だしな」
「あの人今十七やな」
「全日本の時は十六でな」
この背番号でというのだ。
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