第四話 団欒その十三
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「尋常でないですから」
「一五五キロ以上が普通やし」
「それで盗塁は」
「難しいな」
「そうですね」
「俺でも無理だな」
乱馬も考えてから述べた。
「あの人から盗塁は」
「君はかなりだと見るけれど」
「それでもだよ」
摩挟人に答えた。
「あの人からはな」
「盗塁出来ないんだ」
「ほぼ確実にな」
「じゃあ機動戦は無理だね」
「こっちはな」
こう答えた。
「まずな」
「そう言う僕も無理だよ」
「あんた空飛べるだろ」
「飛ぶ速さも変わらないからね」
走る場合と、というのだ。
「だからね」
「それでか」
「無理だよ」
そうだというのだ。
「あの人から盗塁はね」
「飛んでも無理か」
「残念だけれどね」
「そもそも打つだけでも難しいな」
赤城はこの現実を指摘した。
「あの人は」
「そんな速球に変化球も凄い」
レイが応えた。
「そう考えると」
「ああ、出塁すらな」
「難しい」
「そうなんだよな」
「バットに当てても」
大谷選手が投げたボールをというのだ。
「球威もあるから」
「飛ばないな」
「そう」
まさにというのだ。
「誰でも」
「俺でもだな」
パンスト太郎もだった。
「変身してもな」
「ああ、あんた水を被るとな」
「変身する」
犬夜叉に返した。
「幸雄男と犬と鶴と蛸を合わせたな」
「そうだったな」
「あの姿の俺は強いが」
それでもというのだ。
「力負けする」
「そうなるんだな」
「力が違うからな」
それ故にというのだ。
「あの人とはな」
「自分で認めるか」
「並の奴なら勝てる」
パンスト太郎は言い切った。
「爺位ならな」
「ああ、この爺さんか」
犬夜叉はパンスト太郎の言葉を受けて八宝菜を見た、そして彼の気を感じ取ってそのうえであらためてパンスト太郎に言った。
「確かに強いな」
「手前にもわかるな」
「ああ」
まさにと答えた。
「この爺さん確かにかなり強いな」
「この爺には少なくともな」
「変身したら勝てるか」
「負けるつもりはしねえ」
「ふん、わしも負けんぞ」
八宝菜は八宝菜で答えた。
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