十二話 夜の双翼(中編)
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フトに無く、あるのは大まかな服の色によるカテゴリ分けしかない結果、指示命令系統がかなりファジーであるという話は数少ない捕虜から裏付けが取れていること。
命令についても、ザラ派閥では民間コロニーなんざ知るか被害気にしなくていいよという命令。
クライン派ではいや民間コロニーに被害がいかないようにしなさいという命令。
そんな矛盾する命令が各白服と呼ばれる上級士官毎に実際に発令されている現実がある。
そのため、実際に現場にいる人間としては苦虫を噛み潰したような顔で日々の戦闘を行っているのが正直な所だ。
それに……
特務部隊として、他部隊と完全に切り離されたジョンの部隊。
先程のガンダムの新型といい、追加人員の優秀さといい、文句はないのだが。
「確かに大統領は『孫』とだけ言ったが、複数とは聞いてねえよ……」
ジョンは帰艦し、基地内に入る自艦を眺めながら、そう呟いた。
十二話中編 了
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