9話〜ルーシィの慟哭〜
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「見舞い?」
ウィリアムと名乗る男は小瓶を取り出し、ルーシィに見せる。
「これは、特殊な油。この呪いのような錆を落とし苦しみから解放してくれる品だ」
ウィリアムは、ロフォロンの滅竜魔法の力である竜錆を治す薬を持ってきたのだった。
「どうして?幽鬼の支配者の貴方が?」
ルーシィは理解できない。
レヴィ達をこんな目に合わせた奴の仲間が、なぜレヴィ達を助ける薬を?
「失礼だが……ルーシィ・ハートフィリア殿とお見受け致す」
「そうだけど……」
「拙者と話を……そして、提案があるのだが……」
ウィリアムの思惑は?
ルーシィとウィリアムが対峙する。
病院へ向かう1人の女の子。
「ルーシィ〜大丈夫かな〜?心配だなぁ〜」
のほほんとした、足どりでルーシィの元へ向かう妖精の尻尾の魔導師であるアリスであった。
幽鬼の支配者のギルドでは
「ロフォロンさん、ジュビアさん、ソルさん……貴方達でルーシィ・ハートフィリア様をお連れするのだ」
マスタージョゼの命令により、幽鬼の支配者が動きだす。
「しんしん……と、ジュビアはルーシィを連れてくる」
「さぁ、ジュビア様、ロフォロン様、参りましょう」
「きひっ!ジョゼ!ワタシに任せて」
幽鬼の支配者の魔の手がルーシィに迫る。
ルーシィ・ハートフィリアを巡って、様々な思惑が交錯するのだった。
そして……また1人……2人の従者を連れて幽鬼の支配者のギルドに到着した。
ルーシィ争奪戦に参加する男。
「ハァハァ!我慢できずに迎えに来たよ!ルーシィたん!私の麗しくかわいい花嫁ちゃん」
ルーシィの縁談相手コーネリア伯爵。
「コーネリア様、キモイのでやめてください。屋敷の中だけにしてもらわないと」
コーネリアの執事で双子の姉、カレン。
「今回も素敵な出会いがあるかなぁー?アタシが恋に落ちる素敵な方は居るかしら?」
コーネリアのメイドで双子の妹、レンカ。
「お待ちしておりましたよ、コーネリア伯爵様」
不敵な笑みを浮かべる、ジョゼであった。
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