8話〜宣戦布告!磔のメッセージ〜
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…………誰なの貴方……なんで、ルーちゃんの事を知って……」
「気安くお嬢様をルーちゃんと呼ぶな」
ヨゾラの発言に呼応するかのように、ガジルが腕を鉄に変えて、レヴィの腹に一撃を喰らわせる。
「ぐっ……!?」
「レヴィ!」
「やめてくれ!レヴィじゃなく、俺達に!」
「じゃあ、そうさせてもらうぜ?」
ガジルは、レヴィ同様にジェットとドロイに一撃を喰らわせる。
「僕が知りたいのはルーシィ様を妖精の尻尾に連れて来たのは誰です?」
ヨゾラは、家を出たルーシィお嬢様を妖精の尻尾に引き込んだ者が居ると考え質問をしていた。
その者に報いを与えるため。
「し……知らないっ!……知ってても絶対に言わない!」
「そうだ!俺達はどうなっても!」
「仲間は売らねぇ!」
レヴィ、ジェット、ドロイの最後の抵抗。
言ったら、今度はその人が襲われる。
妖精の尻尾の誇りにかけて、絶対に言わない。
「美しい仲間ごっこだな、反吐かでるぜ」
がジルは笑いながら言う。
そして、ヨゾラは続ける。
「仕方ないですね。貴方達の相手も飽きてきたところです。その心意気に免じて聞くのはやめましょう……他にもハエ共は居ます」
そして、ヨゾラは指先に魔力を集める。
「他にも利用はできます。ルーシィお嬢様へのメッセージを書いておきましょう」
ヨゾラは、レヴィのお腹に指先をあてる。
「っ!?いや!?やめて!?」
レヴィは、抵抗するが身動きがとれず
「キラキラ、面白いことやる奴!キラキラ!これ描いて?」
ロフォロンは自らのギルドマークを見せる。
ロフォロンの意図を察したヨゾラは
「絵には自信があるんですよ」
レヴィのお腹に幽鬼の支配者のマークの絵を描いていく。
レヴィは絶望に包まれる。
なぜ自分が?
なぜ?
「お願い!やめてぇぇ!!?」
「そんなに、暴れると上手くできませんね」
レヴィの必死の抵抗に上手くできない。
その様子を見ていたロフォロンが
「ワタシに任せる」
手をレヴィ達に向けると錆鉄のような鱗粉がレヴィ達に纏わりつく。
「な、何これ……」
「体が……」
「動かなくなってくる……」
「きひっ!きひひ!ワタシからのプレゼント」
錆鉄の鱗粉はレヴィ達の体を錆びさせていき力が抜けていく。
「キラキラ!続き!続き!」
「えぇ、わかりました」
ヨゾラは再び描き始める。
そして、お嬢様へのメッセージも、ガジルとロフォロンに言われ追加である文字をレヴィの体に刻み込む。
「安心してください、数日もすれば勝手に消えます……それでは」
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