暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRYTAIL〜星の王子様〜
6話〜騒動の始まり〜
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るであろう…………ヨゾラ、すぐに幽鬼の支配者へ以来を出すのだ」

「はい、すぐに準備を」

 ハートフィリアの屋敷にて、ルーシィ奪還のため、幽鬼の支配者への依頼がされるのだった。


 この、浅はかな行動が、ルーシィを苦しめ、ジュード自身を破滅へと向かわせる選択になるのだと。

 ヨゾラの人生も変わっていく。
 親愛なるルーシィお嬢様のため、外道となろうとも。














 とある、豪華な部屋。
 一人の男が高級な葡萄酒を飲みながら、男が居た。

 男は、一匹の黒い蝶に話しかけていた。

「作戦は上手くいきそうだねぇ?ハートフィリアの屋敷に差出人不明で手紙は送ったし、火種にはなるでしょう?」

「ウチ達の出番?」

 黒い蝶から女性の声が聞こえてくる。
 蝶を通して会話をしている。

「うん、そうだね。きっと、幽鬼の支配者に助けを求めに行くと思うから、上手く事が進むようにやってねー?……我らが主のため、頑張ってね?」

「……めんどくさいけど……ウチも頑張りますよ……めんどくさいけど…………」

「あと、あの変態伯爵の元に居る、2人の双子の姉妹にも連絡してあるからー、久しぶりの再会だと思うけど他人の不利をよろしくー」

「はいはい……ウチ、苦手なんすよね?堅物と色ボケの双子には…………まぁ、適当にやっておきます」

「じゃあ、よろしくー!バイバーイ!」

 男は女性との通信を切り。
 指先に止まった、黒い蝶をお酒のツマミにするかのようにペロリと食べる。

 舌なめずりをしながら。

「ハートフィリア家の屋敷に隠れた……空から墜ちた星ちゃん……君は表舞台に引きずり出してあげるからねー…………ふふふ……あははははは!!」

 男の部屋には、不気味な笑い声が響きわたる。


 ルーシィ騒動の裏で、また違う闇の陰謀が蠢いている。









 
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