暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRYTAIL〜星の王子様〜
6話〜騒動の始まり〜
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
在地が分かったと報告する。

「何をしている!無理矢理でも連れて来ぬか!?…………お前は昔からルーシィに甘すぎる」

「申し訳ありません」

 ジュードの叱責に頭を下げ謝るヨゾラ。

「で、ルーシィお嬢様は、マグノリア町にある、魔導師ギルドの妖精の尻尾に居ます」

「妖精の尻尾…………やはりか……」

 ジュードは、ヨゾラの言葉を聞き一通の手紙を取り出す。

「それは?」

「今朝、屋敷に差出人不明で届いてな?」

「差出人不明……ですか?内容をお聞きしても?」

 ヨゾラは、ジュードに手紙の内容を問う、ジュードに手紙を渡されると


 【ルーシィ・ハートフィリアは誘拐された、犯人は妖精の尻尾】


 ルーシィが妖精の尻尾に誘拐されたということだけ、書かれていた。

「……ジュード様、失礼します」

 ヨゾラは、差出人不明の手紙を鼻に近づけ、匂いを確認する。

 紙の匂いとインクの匂い。
 そして、かすかに高そうな気品ある香水の匂い。

「……分かりませんね。鼻には自信がありましたが……かすかな香水の匂い……ぐらいしか」

「そうか……、しかし、お前の情報により、この差出人の意図は読めぬが……ルーシィの居場所は分かった…………妖精の尻尾か……一癖ある、魔導師達だと聞く……まさか……誘拐されていたとは……ルーシィの様子は?」

 妖精の尻尾による、ルーシィの誘拐。
 ヨゾラは若干の違和感を感じながらも

「共に帰りましょうとお伝えしましたが、帰らないの一点張りで……それに、妖精の尻尾の魔導師2人が、ルーシィお嬢様を必死に守ろうとしていました」

「…………ルーシィは洗脳の類いに惑わされているのであろう。妖精の尻尾……卑劣な手を使い我が娘を…………いや、ルーシィを使い、我がハートフィリア家の財産を狙っているのか……」

 ジュードは、ありとあらゆる事を考える。
 ヨゾラは、ルーシィが洗脳されてはいないと気づいているが

「僕も同感でございます」

 あえて、ジュードの考えに乗る。
 全てはジュードを動かすために

「うむ……わかった。ヨゾラよ……ご苦労であった」

「お褒めの言葉、ありがたき幸せ」

 めったにヨゾラを褒めることはないジュードだが、それほど、ルーシィの失踪で、コーネリア伯爵との縁談が進まぬことに焦っているのであろう。

「ヨゾラ、幽鬼の支配者は知っているな?」

「はい、妖精の尻尾と双璧と呼ばれている……ギルドですよね?」

 幽鬼の支配者。
 フィオーレ王国にて、有名な大型のギルドで、妖精の尻尾と仲が悪いと有名である。

「幽鬼の支配者は、妖精の尻尾に匹敵する、魔導師達が居るという。あのギルドなら、手を貸してくれ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ