第3話〜緋色と家出〜
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……」
エルザに苦手意識を持ちヨゾラとエルザは別れたのだった。
そして、再び
「妖精の尻尾の魔導師……やばい奴らだ」
妖精の尻尾をヤバい集団だと認識したのだった。
そして、ハートフィリア屋敷に帰ったヨゾラ
屋敷内は大騒ぎになっていた。
「ただいま帰りました!ってなんか騒がしい」
屋敷内では使用人達が大騒ぎしており、ヨゾラを見つけたスペットさんが
「ヨゾラ大変だよ!ルーシィお嬢様が家出した!」
ルーシィお嬢様の家出が発覚したのだった。
すると、ジュードが現れた。
「落ち着け、捜索の手配はしたお前達は仕事に戻れ!」
ジュードは落ち着いた様子で使用人達に指示をする。
「旦那様、ルーシィお嬢様が家出したとは本当ですか?」
ヨゾラはジュードに声をかける。
「あぁ、親不孝の娘がここまで育ててやった恩を仇で返しおって」
「そのようなお言葉は……」
ヨゾラが諌めようとしたが
「黙れ!……そんな事よりコーネリア殿には渡したのであろうな?」
娘の心配より使いの心配をする父親。
「申し訳ございません、任された荷物は無事にコーネリア伯爵にお渡し致しました…………旦那様、ルーシィお嬢様が心配ではないのですか?」
ヨゾラは、ジュードに問いかける。
そして、ジュードは
「もちろん心配だとも……ルーシィには大事な利用価値があるからな……それに捜索の手配をしてある時期に見つかる、それか、ルーシィは1人では何もできない、すぐに泣いて帰ってくるだろう」
「……しかし、我らも捜索を……」
すぐにでも屋敷の人達で捜しに行こうと提案するがジュードには拒否される。
「私は忙しい。娘の家出で手を焼いている暇はない。すぐに見つかる」
娘が家出しようと仕事優先。
旦那様は変わらない。
昔からルーシィお嬢様を相手にしようとしない、こんな時でも心配しないのか。
「旦那様……ですが……」
ヨゾラは今すぐにでもルーシィお嬢様を捜しに行きたいが
「……ふん。ならば、ヨゾラ、お前がルーシィを捜して連れてこい………お前に新たな任を任せる。ルーシィを探せ……できなければ、分かるな?」
なかなか引かないヨゾラにジュードは、めんどくさいのかどこか投げやり気味でルーシィ捜索を命じるのであった。
そして、命を下されたヨゾラは
「わかりました……すぐに捜索の準備に入ります」
ヨゾラは、ルーシィお嬢様捜索のため準備を始めたのであった。
「ルーシィお嬢様……どうか僕が迎えに行くまでご無事で」
ヨゾラは屋敷から出てルーシィ捜索の旅が始まるのだった。
ヨゾラの手には、ルーシィが家出をする前に、ルーシィの部屋に置
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