第三百八十話 ペルーの冒険者その八
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「最適ですね」
「確かに」
「その通りですね」
二人も頷いて応えた。
「まことに」
「お家には最適ですね」
「それにです」
さらに言うのだった。
「リマのすぐ傍にもありますし」
「ペルー最大の街で」
「今何かと話題の」
「そのこともありまして」
それでというのだ。
「僕達のお家をかまえるには最適ですね」
「そうですね」
「それではですね」
「あの街でお家を探して」
「購入しますね」
「そうしましょう」
こうしてだった。
三人の家はカヤオで購入することにした、するとギルドの事務所のすぐ傍に屋敷と言っていい空き家があってだった。
その屋敷を購入した、屋敷はスペイン風の見事なもので。
「こんな家に住めるなんて」
「村では想像もしなかったです」
「三人では広過ぎる位です」
「豪邸ですね」
「はい、ですがこれからはです」
アルゲダスは屋敷に入って驚いている二人に話した。
「このお屋敷で暮らして」
「そうしながらですね」
「冒険者としてやっていきますね」
「そうしましょう、あらためてです」
二人に笑って話した。
「これから宜しくお願いしますとです」
「言って頂けますか」
「お屋敷を買ったうえで」
「これから同居もしますので」
だからだというのだ。
「言わせて頂きました」
「では僕達もですね」
「言わせて頂きますね」
二人は微笑んで頷いた、そしてだった。
彼等もあらためて挨拶をした、そのうえで三人で屋敷で暮らしはじめ冒険者の仕事を続けた。するとだった。
魔法使いは仕事が終わってから家に戻ってだ、戦士それにアルゲダスに言った。
「やっぱり帰るお家がありますと」
「いいよな」
「そうよね、お料理をすることも出来て」
「洗濯も出来てな」
「お風呂もお風呂屋さんに行かなくてもあるし」
「いいこと尽くしだな」
「そうですね、実は僕は家事やお掃除が趣味ですが」
アルゲダスも笑顔で話した。
「その趣味も満喫出来てです」
「いいですね」
「お家がありますと」
「帰る場所がある」
アルゲダスは自分が作った海で獲れた魚介類のカルパッチョとシーフードサラダそれにパエリアを出して二人に話した。
「それだけで、です」
「違いますね」
「精神的に落ち着きます」
「その落ち着くことがです」
このことがというのだ。
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