第四話 団欒その十
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「ここにおるそれぞれのチームで守備位置と打順を決めるか」
「それはもうそれぞれの適性じゃな」
八宝菜が応えた。
「やはりな」
「そうなるな」
「うむ、よく見て考えてな」
そうしてというのだ。
「決めていかねばな」
「それぞれのチームでな」
「さもないと試合にならぬわ」
「例え負けるにしてもな」
そうなる可能性が極めて高いがというのだ。
「それでもな」
「そうじゃな」
「それぞれのチームで考えていこうぞ」
「打順も守備位置もな」
「一番才能がある奴がピッチャーだよな」
乱馬が言ってきた。
「そうだよな」
「その通りだ」
あたるが答えた。
「やはりな」
「そうだよな」
「そして内野と外野でだ」
あたるはさらに言った。
「色々と違う」
「センターだとね」
五代も話に入った。
「外野で一番守備が求められるよ」
「真ん中だけあってか」
「そう、広い守備範囲とね」
五代は乱馬に話した。
「俊足、そして肩もだよ」
「全部求められるか」
「だからね」
そうしたポジションだからだというのだ。
「凄くね」
「大事なんだな」
「内野だとショートだね」
このポジションだというのだ。
「守備が一番求められるのは」
「そうなるんだな」
「どうもここにいる人は殆どの人が尋常でない身体能力を持っていて」
そうであってというのだ。
「何処でも守れそうだけれどね」
「やっぱり適性もあってか」
「能力にも違いがあるから」
だからだというのだ。
「守備位置、それに打順はね」
「よく考えてか」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「決めよう」
「そうするか」
「ピッチャーもね」
鳳は考える顔でこのポジションの話をした。
「利き腕とかあるわね」
「ええ、右か左かで」
かごめが応えた。
「あるわね」
「そうよね」
「例えば大谷選手は左バッターだから」
だからだというのだ。
「左ピッチャーの方が有利になるかも知れないわ」
「左バッターの人は左ピッチャーに弱い場合が多いわね」
「それでね」
「左利き、サウスポーで凄い人いたら」
「ピッチャーやってもらいたいわね」
「そうなるのね」
「そういえば俺達利き腕どうなってるんだ?」
りんねは鳳達の話を受けて考えた。
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