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ドリトル先生の長崎での出会い
第七幕その十一

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「素敵な香りがするんだね」
「ずっとここにいたいね」
「そうよね」
 チープサイドの家族はこう思いました。
「先生はここで暮らせたらって言うけれど」
「本気でそう思えるよ」
「潮の香りもするけれど」
 ダブダブはこの香りのお話をしました。
「これもまたよしね」
「海沿いだからね」 
 老馬もその香りを感じて言いました。
「それでそちらの香りもするわね」
「海が好きな人には尚更いいね」
 トートーは思いました。
「潮の香りもあるからね」
「確かにここはいいところよ」
 ポリネシアも思うことでした。
「魅力しかないと言っていいわ」
「そうだね、ずっといて」
 そしてと言う先生でした。
「楽しく暮らしたいね」
「そうも思えるね」
「このハウステンボスにいたら」
「あまりにも素敵過ぎて」
「そうした場所だから」
「だから今日でお別れだと思うと」
 そのことについて考えると、というのです。
「残念で仕方ないよ」
「全くだね」
「ここはこうした場所だね」
「神戸や大阪もいいけれど」
「長崎市も」
「けれどハウステンボスもいいね」
「大好きな場所がまた一つ増えたと思えばいいかな」
 ここでこう考えた先生でした。
「神戸に大阪にね」
「うん、長崎にね」
「それにこのハウステンボス」
「去るのは名残惜しくても」
「そう思えばいいかしら」
「前向きに考えないとね」
 先程ピンカートン中尉の子孫の人達に対して思ったことをです、先生はここでは自分達にもと思ったのでした。
「そうだしね」
「そうだね」
「じゃあそう考えよう」
「今日でお別れは惜しくても」
「それでもね」
「またここに来よう」
 ハウステンボスにというのです。
「そうしよう」
「そうだね」
「是非ね」
「そうしよう」
「今からね」
「うん、是非ね」
 まさにというのでした、そしてです。
 皆でこの日もハウステンボスの全てを満喫しました、色々なものを観て回って美味しいものを飲んで食べてでした。
 長崎に戻る前にスーパー銭湯に入って先生はお湯の中で一緒に入っている皆に微笑んで言いました。
「スーパー銭湯もあるからね」
「尚更いいわ」
「いや、じっくり楽しんでね」
「そして飲んで食べて」
「お風呂もあるなんて」
「とても素敵な場所だね」
「ホテルの個室のお風呂も快適だったし」
 このことに加えてというのです。
「それにだよ」
「こうしてスーパー銭湯もあるなんて」
「尚更いいね」
「海の近くのお風呂も楽しめるなんて」
「このこともいいわ」
「これはオランダにはないけれどね」
 先生は笑ってこうも言いました。
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