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彼は いつから私の彼氏?
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まともにぶつけてこなかったなー 花梨は温存か?」

「あの子は調子崩しているからー・・・ でも、勝てる子を出したつもりですよー 水澄は誤算でしたけど」

「ふっ 水澄も本調子じゃぁなかったじゃぁないか」

「それは たまたまです ウチは 今年も3年生の四天王中心に戦いますから」

「うん 強いだろうな でも ウチも今年は 全中に出て行くぞ もしかすると決勝で会うかもな」と、言う会話の後、本堂監督は私に

「水澄 どこかの学校関係者に (私は本堂監督に一から指導して育てていただきました 感謝していますし、そんな外来種みたいな人には絶対に負けません) と言ってくれたそーだな でも お前の思っている監督はもう居ないぞ! ワシもあそこには身をまかせる訳にはいかない でも ここには宝が居るんだ お前等の時とは違って 雛を育てるより、飛び立とうとしている子供達が居る お前等の時より楽だよ それにお前等4人のことは充分知っているんだぞ 対応策もな! 水澄、花梨 よく 聞けよ! 去年までのことは、お前等のくせとか弱点は知っているんだ それで お前等がどうするかだ! どうしろとか言えないが、本物かどうか 見させてもらうからな!」

「ありがとうございます 監督 私・・・そのお言葉 受け留めます」

「ふふっ ウチの翠は もっと 跳ぶぞ!  これから夏までにな 最後に 水澄 お前のスマッシュ 今の反対のとこに打ち込むとどうなるんだろう 誰にも返せないんじゃぁないか そんなことが出来ればの話だが・・・」

「監督ぅー」と、私は涙が溢れ出てきていて

「ばかやろうー 泣くのは 全中の頂点に立ってからにしろ」と、後ろ姿を見せていた。私は、しばらくお辞儀をして見送っていたのだ。そして、トイレに駆け込んで、監督の言葉を噛み締めていて、そして、だんだんと負けた悔しさもあって涙が止まらなかったのだ。

「本堂監督は、学園の方針と衝突したのよね だから どっちからともなく・・・ おそらく、あの人の方から身を引いたんだと思うの で あそこも待遇は悪くなかったはずよ でも 同じ大阪だから 一応 義理を感じる人だから 京都にね 自分の思うようにやらせてもらえるんだったらって・・・でも、あなた達のこと 最後にアドバイスしてくれていたわねー」と、石切監督もしみじみと言ってくれていた。横で聞いていた花梨も若葉も香も眼を赤くしていたのだ。

 私は、お母さんにもう1日合宿が長いように言って、嘘をついて悪い子になっていたのだ。翔琉とお泊りの約束をしていた。クラブの連中と別れて、待ち合わせ場所の京阪三条の駅に急いだ。その時は、もう卓球のことなど頭になかった。翔琉のことだけしか考えていなかった。改札口辺りで何とか逢えて

「ごめんね 待たせたよね」

「まぁ ぶ
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