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彼は いつから私の彼氏?
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全中優勝をと」

「・・・あのねぇー 私達は結束の強い仲間なの そんな話にフラつくような子は居りません それに、監督とかコーチに 何にも知らない私を指導してくれて みんなが、ここまで来たの! 辛いことがあったけど・・・だから、勝った 喜びがあるのよ そんな 強い人を集めて、勝ったって 嬉しくもなんにもないわ! 勝って当たり前の試合をして 何が嬉しいのよ! 選手の気持ち わかってないわ!」

「はぁ さすが 太子女学園だ 素晴らしい意思を持ってらっしゃる だけど、名前は 今 言えませんが さる有名中学の監督をされてた方にも お声掛けしてましてね その方が来られたら、選手の方々も今よりもず〜っと成長できると思いますよ 考えてみてもらえないですかねー お母様には、ご説明させていただきました。 失礼とは思いましたが ご両親への経済的なものも、ご負担が楽になると思いますよ これから、大学進学まで、ずいぶん 教育費も掛かりますからね」

 私は、お母さんの顔を見たが、顔を傾げていて、どういう風に思っているのかわからなかった。それよりも、本堂監督のことが・・・あの人 ここに行くのかしら・・・それで、私達を裏切って・・・だから、突然と消えてしまったのかしら。

「とにかく! 私は 私を育ててくれた 今の太子女学園が好きですし、うちのクラブの部員達も誰ひとりとして、お宅の学校に行く人はいないと思います! 私達はお金では買えない物を教えてもらってるんです そして、絶対に全中では2連覇するんですから・・・ 失礼ですが もう 私には 声を掛けないでください! 私は本堂監督に一から指導して育てていただきました 感謝していますし、そんな外来種みたいな人には絶対に負けませんと その監督さんにも、言っておいてください 失礼します」と、私は2階に駆け上がって行った。

 あの人達が帰って行ったのを見計らって、着替えて降りて行くと、お兄ちゃんが

「水澄 すごい啖呵切っていたなー お母さんとも 話し合っていたんだが お母さんの娘は何者なんだよーってな」

「お母さん ごめんなさい 待遇面で学費とかいろんなとこが助かるんだろうけど・・・」

「いいのよ もともと 覚悟してることだからー それよりも 水澄ちゃんが 自分の考え方をしっかり持っていてくれて 堂々と意見を言えるって すごく成長したんだって 嬉しいわ!」

「ありがとう お母さん それにしてもさー あいつ等 お母さんのお休みの日を調べて、私も早く帰ってくるの調べて来たんだよー いくら 仕事だって言っても 上から命令されたんだろうけど・・・私達の気持ちも考えないようにして・・・悲しいね 大人の事情って」

「水澄ちゃん 何かあったの? 感傷的になって」

「うん お世話になってきた監督さんが2月い
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