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世界の礎
第五話 ナイル川その五

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「文字エジプトの文字を学びたいならな」
「そのままでいいのですね」
「そうだ、ではいいな」
「それでは」
 ラメダスは義青の言葉に頷き正式に彼に仕えることにした、そしてエジプトを領土に収めるとだった。
 義青はナイル川流域に米を植えさせかつこの国の学問を徹底的に学ばせた、そしてこう言うのだった。
「数学、数字や計算の学問をだ」
「学びますか」
「これまで以上にな」
 マホに話した。
「そうするのだ」
「数学も国家の発展に役立つからですか」
「数字と計算なくしてだ」
 マホにさらに話した。
「どうにもならないな」
「はい、何事も」
「だからだ」
「数学をこれまで以上に学ばせますか」
「エジプトは数学も優れている」
 ただ豊かなだけでなくというのだ。
「だからな」
「学んでいき」
「我々の力とする、数学の知識も出してきたが」
 義青自身もだ。
「そこにあるものもな」
「手に入れますか」
「そうしますか」
「エジプトの数学も」
「そうするのですね」
「よいものは全て手に入れるものだ」
 義青は言い切った。
「他の国にあるもの、あったものでもな」
「全てですね」
「そうだ、手に入れてだ」
 そうしてというのだ。
「そのうえでだ」
「役立てるのですね」
「自分達の力として」
「それで、ですね」
「エジプトの数学もですね」
「手に入れる、そしてだ」
 廷臣達にさらに話した。
「用いる、エジプトは医学も優れているが」
「その医学もですね」
「我等のものとしますね」
「そして帝国中に広めますね」
「そうしますね」
「そうする、ではエジプトも治める」
 こうも言ってだった、そのうえで。   
 義青はエジプト全体も治める様になった、ナイル川を利用し米を中心に大々的に農業を行い水運も使って商業も行い。
 学問も採り入れた、そしてだった。
「メンフィスを副都とする」
「帝国のですね」
「ウルを都とし」
「そのうえで、ですね」
「そうする、また領土が広くなった」
 このことも言うのだった。
「だからだ」
「副都をもうけていき」
 カニが応えた。
「そこを中心にしてですね」
「それぞれの地域を治める、これまで各州を定めてな」
「地方の統治も進めましたが」
「知事を置いてな、しかしな」
「これからは副都も設けますか」
「シリアやアナトリアにもな」
 こうした地域にもというのだ。
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