第八十四話 日常を過ごせるのもその一
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第八十四話 日常を過ごせるのも
詰所と大学を行き来しての生活は高校時代とはまた違います、私は朝から夕方までずっと講義を入れてです。
サークル活動もしてそのうえで詰所で暮らしています、詰所ではよく事務所にいますが。
「千里ちゃん退屈じゃない?」
「そうは感じないですね」
私は白石さんにその事務所の中で答えました。
「大学の講義もサークルもあって」
「いや、詰所にいたらね」
「それもないです」
これといってです。
「本当に」
「それならいいけれどね」
「やらせてもらうこと多いですし」
ひのきしんです。
「お風呂に入らせてもらってご飯もいただいて」
「そうしてだね」
「早寝早起きで」
大体十時に寝て四時半に起きています。
「朝から色々ありますし」
「参拝も行ってるね」
「休日も」
そうした日もです。
「何かとやらせてもらっていて」
「ひのきしんだね」
「大学の講義の予習や復習もありますし」
こちらも怠っていないつもりです。
「忙しいです」
「つまり毎日充実しているね」
「そうですね」
そう言われるとです。
「かなり」
「それはいいことだよ、充実していたらね」
「毎日がですね」
「こんないいことないよ」
白石さんは私に笑顔でお話してくれました。
「本当にね」
「そうですよね、私もです」
「充実しているって思ってるね」
「こうして色々やらせてもらっていて」
それで、です。
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