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ドリトル先生の長崎での出会い
第七幕その三

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「オランダだけじゃないんだよ」
「そうなんだね」
「日本にあって」
「当然日本もあって」
「他の国々もある」
「そうした場所なのね」
「そもそも長崎自体がそうだね」
 この県そのものがというのです。
「そうだね」
「そうだよね」
「出島があってね」
「オランダの人達がそこにいて」
「中華街もあるし」
「グラバーさんもいて」
「蝶々夫人の舞台でね」 
 皆も確かにと頷きます。
「キリスト教の教会もあって」
「孔子廟もあるし」
「色々な国があるね」
「長崎は」
「だからハウステンボスもだよ」
 この場所もというのです。
「国際色豊かなんだよ」
「そういうことだね」
「オランダだけじゃない」
「沢山の国がこの中にあるんだね」
「そうした場所だよ、だから余計に楽しいんだ」
 先生はミルクティーを飲みつつにこりと笑って言いました。
「ハウステンボスはね」
「そうなんだね」
「じゃあ僕達もこのままね」
「この街を楽しもう」
「そうしましょう」
「是非ね」
 笑顔でお話してでした。
 先生は紅茶も楽しみました、そしてティータイムの後は帆船に乗ってそこから別の島に行ってそこでも遊んで、です。
 そのうえで夜を迎えましたが先生はホテルヨーロッパの中のレストランでディナーを食べつつ皆に言いました。
「今日はこのホテルで一泊するよ」
「そうするんだね」
「長崎のホテルじゃなくて」
「そうするのね」
「長崎のホテルもその約束でね」
 それでというのです。
「今日は荷物はそのままでも王子のお家の人が来て一泊されるよ」
「へえ、そうなんだ」
「王子のお家の人って言うと王室の方だね」
「その人が入られるんだ」
「あのホテルのあのお部屋には」
「あちらから是非にって言われて」
 それでというのです。
「僕が泊まっているお部屋だからって」
「そうなんだ」
「先生王子の国では凄く有名だしね」
「王室の方々から家族扱いだし」
「それでなんだ」
「そう言ってくれたんだ、それで今夜はね」
 先生は皆にさらにお話しました。
「このホテルで一泊してね」
「それでだね」
「皆で夜も過ごすね」
「そうするんだね」
「そうだよ、夜はイルミネーションがあるから」
 だからだというのです。
「そちらも楽しもうね」
「うん、そうしよう」
「夜はね」
「そちらを楽しもう」
 皆もそれならと頷きます、そしてです。
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