第三話 戦士達の集結その十六
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「やっぱりな」
「観に行くな」
「阪神の色々あった歴史をな」
まさにそれをというのだ。
「観ないとな」
「そうだよな」
「創設九十年でな」
それだけの歳月を経てというのだ。
「どれだけのことがあってな」
「名選手が出て来たかな」
「すげえからな」
「確かに凄いわね」
「そうだね」
草太はりんの言葉に頷いた。
「阪神の歴史って」
「本当に色々あって」
「いいことも悪いこともあったわね」
かごめもこのことは知っていた。
「その歴史も学ばないとね」
「ああ、甲子園に来たんだからな」
犬夜叉はまた言った。
「だからな」
「それならね」
「村山さんや吉田さんを観ような」
「藤村さんもね」
「勿論バースさん星野さんもだ」
「金本さんだって」
「ほら、あそこですよ」
弥勒はバックスクリーンの方を指差して言った。
「近くに人がいますが」
「俺達と一緒みたいだな」
「そうだな」
銀太と八角は畑中達を見て弥勒に応えた。
「大谷選手と試合するか」
「あの人達も」
「あの人確か」
かごめは畑中を観て言った。
「登用チャンピオンで今度世界に挑戦する」
「畑中耕作さんだね」
草太が続いた。
「確か」
「そうよね」
「そしてあのバックスクリーンがです」
弥勒は再び話した。
「あの伝説の三連発があった場所です」
「バース、掛布、岡田」
雲母が応えた。
「お三方の偉業ですな」
「それが達成された場所です」
「そう思うと感慨がありますな」
「そしてこの球場で」
さらに言うのだった。
「野球が出来るのですから」
「まことに冥利に尽きます」
「左様ですな、では」
「はい、グラウンドに降りて」
「練習をしましょう」
「しかし大勢おるな」
邪見はグランドを見て言った。
「それぞれな」
「そうだな、どの者達も試合をするか」
殺生丸は邪見に応えて述べた。
「この甲子園で」
「大谷選手とですな」
「その様だ、そしてどの者達も見たことがあるな」
「確かに」
邪見は主の言葉に頷いた。
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