第三話 戦士達の集結その十五
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「まずいって言う人の気が知れないよ」
「そう言ってくれて嬉しいよ」
「そうだよな、そういえば甲子園から大阪近いから」
「大阪はたこ焼きの本場だね」
「幾らでも食えるよな」
「楽しみだよね」
「本場のたこ焼き食って勉強しろ」
向田はタコス八郎に真顔で告げた。
「いいな」
「練習の合間にだね」
「ああ、繁盛していてもな」
それでもというのだ。
「まずいとどうにもならねえからな」
「美味いけれどな」
「だからまずいって言ってるだろ」
畑中に怒って返した。
「お前の舌はどうなってるんだ」
「どうなってるて言われても」
「全く、本当に勉強しろ」
またタコス八郎に告げた。
「いいな」
「そうするね」
「ああ、絶対にな」
「大阪は他にも美味しいものがあります」
修道院長はここでこのことを話した。
「時間がある時に楽しみましょう」
「そうですね」
アンジェラも応えた。
「その時に」
「是非」
「おい、夢じゃねえよな」
犬夜叉は一塁側スタンドで言った。
「俺達甲子園にいるよな」
「ええ、今へ」
かごめが応えた。
「大谷選手床の球場で試合することになったから」
「大谷選手が受けてくれてな」
「所属しているチームがね」
「そうだよな、しかもな」
犬夜叉はさらに話した。
「ユニフォームだってな」
「阪神のホームのものよ」
「平成の頃のやつだな」
「金本さんが減益だった頃のね」
「阪神のユニフォーム着られることもな」
犬夜叉は実際に自分達が今着ているユニフォームを見て話した、それはまさに猛虎の衣そのものだった。
「嘘みたいだな」
「全くですな」
弥勒も思わず唸った。
「この事態は」
「施設も使わせてくれるしな」
「阪神の好意で」
「本当に夢みたいだぜ」
「けれど頬抓ってもな」
七宝はそれでもと話した。
「起きないぞ」
「ああ、夢じゃねえな」
「絶対にな」
「現実だ、受け入れろ」
殺生丸の言葉はクールなものだった。
「これはな」
「嬉しいなら嬉しいでいいだろ」
珊瑚はこう犬夜叉に告げた。
「実際にそうだろ」
「ああ、嬉しくて仕方ねえぜ」
犬夜叉は偽らず答えた。
「これからグラウンドで練習しような」
「ああ、しかしな」
鋼牙がその犬夜叉に言った。
「練習が終わったら阪神の資料も観るだろ」
「当たり前だろ」
犬夜叉の返事は一も二もないものだった。
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