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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
第三話 戦士達の集結その十三

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「大谷選手と試合をしますね」
「そうじゃ、やるぞ」
 五代の祖母も言ってきた。
「ではな」
「これからですね」
「存分にな」
 まさにというのだ。
「まず練習じゃ」
「この甲子園で」
「甲子園は最高の球場じゃ」
 こうもだ、いぶきに話した。
「この世でな」
「世界にもこんな球場ないですね」
「ない」
 絶対にというのだ。
「まさにな」
「そうですよね」
「世界一の球場じゃ」
「そこまでですね」
「そしてその球場でな」
「私達は野球をしますね」
「大谷選手とな、長生きはするものじゃ」
 五代の祖母は微笑んで言った。
「曾孫の顔が見られてな」
「甲子園で野球が出来て」
「大谷選手をこの目で見られてな」
 笑顔で言った、そのうえで孫達と共にグラウンドに入ったのだった。
 畑中もだ、球場の中で言った。今はアンジェラ達に外野グラウンドにいてそこから球場全体を見回している。
「本当に来たんだな」
「ああ、甲子園にな」
 向田た答えた。
「大谷選手と試合をする為にな」
「挑戦状受けてくれて」
「阪神タイガースが何かと便宜を図ってくれてな」
 そうしてというのだ。
「使わせてくれるんだよ」
「嬉しいですね、しかも」
 畑中はさらに言った。
「ユニフォームもですね」
「ああ、阪神のだしな」
「昭和五十年代ですよね」
「田淵さんが減益だった頃ですね」
 修道院長が言ってきた。
「このユニフォームは」
「そうなんですね」
「阪神のユニフォームも変わっていまして」
「時代によって」
「このユニフォームだった時もありまして」
「今俺達が着せてもらってるんですね」
「有り難いことに」
 修道院長は微笑んで話した。
「左様です」
「有り難いですね」
 畑中は心から思って言った。
「それはまた」
「そうですね」
「ええ、阪神さんに足を向けて寝られません」
「私もそう思います」
 アンジェラも言ってきた。
「神のお働きです」
「ここまでくるとそうですよね」
「大谷選手と甲子園で試合が出来て」
「しかも阪神のユニフォーム着られるんですから」
「しかも阪神の施設を自由に使っていいとは」
 アンジェラは感動さえして言った。
「まことにです」
「神様のお力ですね」
「そうです」
「いや、俺シスターみたいな信仰心ないですけれど」
 畑中はアンジェラにそれでもと話した。
「今思いますよ」
「神のお力によるもとですね」
「甲子園で試合が出来るだけでも」
 それだけでもというのだ。
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