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彼は いつから私の彼氏?
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3学期が始まって、練習も本格的になってきた時、私と花梨がコーチに呼ばれて

「あなた達 今日から あっちのグループとしばらく一緒に練習しなさい」と、言われた。あっちのグループっていうのは高校生の1.2年生の5人。その中には、去年まで一緒にやっていた響先輩、紅花先輩の姿もあった。

「どうしてなんですか?」と、私は不思議だった。

「あの子達は全日本のジュニァに出るのよ 今月の20日過ぎにあるの その練習相手」

「はぁー 全日本・・・」と、聞いただけで、私は頭が真っ白に・・・

「ジュニァよ 高校の2年生以下のクラスよ わかったの?」と、コーチに追いやられた。

 とりあえず、代わる代わる5人の相手をさせられていて

「ごめんね 二人とも 全日本クラスって あなた達しか居ないからー 練習相手って」と、響先輩に声を掛けられて

「はぁー 私達で務まるんならー・・・」

 そのうち、私達二人は、グループのリーダー格の巨椋野(おぐらの)美ひろさんに付かされて「最初 水澄からね、好きに打ち込んできていいから」と、言われた。

 最初は私のスマッシュとかバックハンドが打ち抜くことがあったのだけど、直ぐに、私が必死に左右に振るのだけど、先輩は正確に速いボールを打ち返してくるのだ。私は、バウンドする際を早い目めに打ち返すようにしていくと、向こうもどんどん速くなってくるのだ。「水澄 もっと 速い球 もう 目いっぱいなの?」と、言われるのだが、私はさっきから必死に打ち返しているのだけど・・・

 そして、私が疲れたとみたのか、花梨と交代させられたが、さすがの花梨も同じように先輩の速い球に苦労しているみたいだった。何回か私と花梨を交代させながら、その日の練習は終えたのだ。

「なぁ 高校生って あんななの? 私 全然 太刀打ちでけへんかったわー」と、花梨に言うと

「まぁ そーなんやろーな でも 巨椋野先輩は次のエースやでー まぁ・・・あれでも スマッシュしてけーへんかったなー」

「そうよ 美ひろ先輩は 今度でも優勝狙ってるのよ でも あなた達は一応 打ちあっていたんだもの さすがよ!」と、響先輩が寄ってきてくれた。

「私なんて まだまだ足元にも及ばないわー 今度も2回勝てれば良いかなー そうそう 大会には 秋元蓮花とか東京の久遠美玖も出てるのよ 大阪では進藤かがり  中学生は全部で6人ぐらいかなー 地区の協会の推薦」

「えぇー なんでー 私等 全中でも優勝、準優勝ですよ! みんなに勝ってきたのにー そんなのありぃ?」

「水澄 ・・・ ウチはなんとなくわかる ウチ等はそーいう宿命なのよ」

「そう あのね 多分 あなた達は当然協会も出場の打診をしてきたと思うの でも、あの監督が辞退したらしいのよ
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