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拝啓、あしながおじさん。 〜令和日本のジュディ・アボットより〜
第2章 高校2年生
華麗なる一族? @
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なら、珠莉ちゃんのお屋敷のパーティーに出ても気後れしなくて済みそう。「施設の出だからセンスがない」なんて、セレブ臭プンプンの連中には絶対に言わせないから!
本当はね、おじさま。わたしは今回のおねだりにすごく申し訳ない気持ちになってたんです。だって、奨学金で免除された学費の分以上に、おじさまはお金をかけてくれたと思うから。
でも、珠莉ちゃんとさやかちゃんが言ってくれたの。「おじさまは、わたしに喜んでもらいたくて大金を使ったんだから、責任を感じなくていい」って。
おじさま、本当にそうなの? わたしは素直にこの厚意を受け取っていいの?
優しいおじさま、今回はわたしのワガママを聞いてくれて、本当にありがとう。ちょっと甘やかしすぎかな、とは思いますけど……。
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