暁 〜小説投稿サイト〜
拝啓、あしながおじさん。 〜令和日本のジュディ・アボットより〜
第1章 高校1年生
二学期〜素敵なプレゼント☆ @
[13/13]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
を見る目がなかったということになってしまう。
 愛美が自分の文才に自信を持つということはつまり、「あしながおじさん≠フ目は正しかったんだ」と肯定(こうてい)することになるわけで。

(こうして目をかけてもらった以上、ちゃんと認めてもらいたいもんね。おじさまだって、期待してくれてるワケだし)

 愛美だって、期待には応えたい。だからといって、その才能に(おご)るつもりはない。もちろん、ずっと努力は続けていくつもりでいるけれど――。

「まあ、やれるだけのことはやったからね。あとは運任せってことかなー」

「そうなるね。あたしも、愛美が入選できるように一生懸命(けんめい)祈っとくよ。珠莉にも言っとくから」

「……うん、ありがと。そこまでしてくれなくてもいいけど、気持ちだけもらっとくね」

 ちなみに、さやかはクリスチャンでも何でもないらしい。珠莉はどうだか知らないけれど。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ