暁 ~小説投稿サイト~
トップシークレット☆ ~お嬢さま会長は新米秘書に初恋をささげる~
第3部 秘密の格差恋愛
大切な人の守り方 ③
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「――五十万円、確かに受け取りました」

 貴女は銀行員さんですかと訊きたくなるほど見事な手さばきで現金を数えた真弥さんが、その場で領収書を記入して手渡してくれた。収入印紙がすでに貼られているあたり、そこはキッチリしている。

「これで我々の調査は終了となりますが、また何かあればご一報下さい。この件は事が事なんで。……一応、オレたちももらった五十万円分は仕事しないといけないし」

「分かりました。じゃあ、わたしからお願いというか、お二人に協力してもらいたいことがあるんですけど」

「「協力?」」

「ええ。小坂さんを罠にかけようと思って」


 ――こうして、わたしたち三人は貢に内緒の反撃作戦を開始したのだった。
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