暁 〜小説投稿サイト〜
トップシークレット☆ 〜お嬢さま会長は新米秘書に初恋をささげる〜
第3部 秘密の格差恋愛
大切な人の守り方 A
[3/3]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
「――今日中には電話かかってこないだろうから、明日かな……」
とりあえず翌日まで連絡待ち、ということにして、PCを閉じてからスマホでメッセージアプリを開くといくつかの業者の公式アカウントと、貢から新着通知が来ていた。
〈絢乃さん、今日は僕のことを心配して下さってありがとうございます。
僕は本当に大丈夫です。兄からも電話がかかってきて、「あんな書き込み気にすんな!」って言われました。言われるまでもないですけど(笑)
絢乃さんはあれから、何か動きがありました?〉
〈さっき、ネットで見つけた調査会社に相談内容をメールした。今連絡待ち。
場合によっては、わたし明日は会社休むかも。また連絡するね!〉
返信を終えたところで、登録外の番号から電話がかかってきた。番号からして固定電話ではなく、携帯電話らしい。
「――はい、篠沢ですけど……。どちらさまでしょうか?」
『篠沢絢乃さんの番号で間違いないですよね。こちら、〈U&Hリサーチ〉です。先ほどご相談のメール、下さいましたよね?』
「ああ……、はい」
電話の声は、まだ若い女性のようだった。二十歳前後くらいだろうか。
『メール、拝見しました。それで、詳しい相談内容なんですけど。かなりお困りのようなので、明日にでも一度事務所に来て頂けないかと。そこで所長も交えて詳しいお話をしましょうか。調査料金についても』
「はい。……あの、わたし、学校があるので伺うのは夕方になると思うんですけど」
『大丈夫ですよ。所長にもそう伝えます。事務所の場所は分かります?』
「ええ、分かります。ホームページに住所が載ってましたから。では明日、よろしくお願いします。失礼します」
やっぱり会社は休むことになりそうだ。――わたしは急いで母のいるリビングへと下りて行った。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ