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仮面ライダーコウガ〜A NEW AGE HERO〜
EPISODE.02 覚悟
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証の写真を見た菊池は答える。
「それがグロンギ事件と決断された要因だ。」
「問題なのは、なぜ同じ自転車でも電動自転車は狙われていないのか、ですが。」
櫛田は事件の不可解な点を見つける。
「奴らの起こす事件は必ず何かしらの制約があるようだ。俺の娘が殺された事件でも、締盟大学附属女子中学校の二年生を対象にしていた。」
櫛田の着眼点に城ヶ崎は情報を追加する。
「つまり、今回は人力以外の動力源のない乗り物が対象とかでしょうか?」
櫛田は状況から犯人の行動パターンを把握しようとする。
「それは十分に考えられる。」
「それなら、俺が囮になってあぶり出しましょう。」
櫛田の仮説に城ヶ崎が納得すると、櫛田は自ら囮役を買って出る。
「わかった、グロンギをおびき寄せる役は櫛田に任せよう。そうなれば、後は御礼君がコウガの力を使えるようになれば…」
城ヶ崎は櫛田の提案を受け入れ作戦の先を話そうとするが、
「必要ありません。民間人が下手に出てくると作戦に支障をきたす可能性が高いです。グロンギの対処も、そのまま俺が行います。犯行現場は練馬区を中心に行われているようなので、そこを重点的に捜査します。」
櫛田は言いたいことを言い切ると、城ヶ崎の話を聞かずに退室してしまう。
「櫛田にはもう少し連携というものを学んでもらいたいが…」
城ヶ崎はため息を付きながら、御礼を見る。
「御礼君、お願いできるか?」
「覚悟はできています。今度は、大丈夫です。」
御礼は城ヶ崎の指示を受け、ヘルメットを持って退室する。
氷川台駅前
-PM8:24-
辺りは暗くなり、マウンテンバイクに乗った櫛田は行動を開始する。
(来い、グロンギ。いくら姿を変えても、人間であることに変わりはないんだ。)
櫛田は使命感のままにペダルを漕ぎ進める。すると、何かが飛び出してくる気配を察して急ブレーキをかけ、飛びかかるビビルを投げ飛ばす。
「
ビズバセダバ
(
気づかれたか
)
!」
投げ飛ばされたビビルはすぐに立ち上がる。
「被害者に共通して付いていたものは噛み跡だけではない。何かが衝突した拍子にできた打撲痕もあった。それさえわかれば、お前の行動は予測できる!」
櫛田は拳銃でビビルを狙撃するが、弾はビビルの身体を貫通することなく地面に落下する。
「
ガブギュグボグショブグバギバ
(
学習能力がないな
)
!」
ビビルは櫛田の首に噛みつこうとするが、御礼の運転するバイクに撥ね飛ばされる。
「櫛田さん、大丈夫ですか!」
御礼は櫛田の前に立つ。
「御礼、なんのつもりだ!戦うことの覚悟もない民間人が、余計な邪魔をするな!」
櫛田は御礼に退くよう促す。
「俺、覚悟を決めましたので!」
御礼の腰には、アークルレジェ
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