九話
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。シールドエネルギーは山田先生の方が多いとはいえ、そこまで差はない。
セシリアは邪魔になる僚機を失ったことで、BT兵器を山田先生に纏わりつかせる様に展開する。
一斉に火を噴くBT兵器。しかし山田先生はそれを少しスラスターを吹かすだけで回避した。
「BITの制御が素直すぎます。もう少し散らばる様に撃つと良いでしょう」
山田先生はそう言うと、セシリアに近づく。そのまま中距離での撃ち合いに持ち込んだ。
「BITの機動もまだまだですね、私の機動に追いついてない。でもよくやれてると思いますよ?二人とも」
そう言いながら、セシリアを中心にした円状で不規則な機動でセシリアを攪乱する山田先生。勿論射撃は外さない。
「まあスターライトは素のままでは中距離の撃ち合には向いてないですからね」
そう言いながら、急速にセシリアとの間合いを詰める山田先生。そこにセシリアのとっておきが発動する。
「悪いですがBITは六機あって____」
「それは機体特性から知っています。わざわざ近接用の搦め手を用意するというのは、近距離が苦手と言っている様なものです」
「____んなっ!?」
二機のミサイル型BT兵器をくるりとよけ、近距離でショットガンに持ち替え撃ち込む山田先生。
そしていくばくかの時間が経ち、セシリアのシールドエネルギーが切れた。
「まあ、二人ともすごく上達していますよ?」
実際、山田先生がここまで腕が立つ存在だとはわからなかったし、二人もだいぶ持ちこたえていた。
私の場合、如何なるかわからない。超高速戦に持ち込めば勝てるかもしれないが、正確無比な射撃がどれだけ飛んでくるかわからない上そもそも相手がすんなりとやらしてくれるとは思えない。
今の機体ではどうしようもない。やはり、新しい機体が欲しい。それも、嘗ての機体の様に優れたものが。
「と言う訳で、我々IS学園の教師の練度が分かっただろう。今後ともに敬意をもって接するように」
織斑先生の言葉に、拍手で返す生徒たち。あそこまでの練度を見せられては、脱帽する限りだ。
「鳳、オルコット!シールドエネルギーを充填してこい。それが終わったらその二人と織斑、デュノア、アズナブル、ボーデヴィッヒの六人でグループを作り実習を行う。専用機持ちはそれぞれの班長となり手助けする様に。わかったな」
全員が肯定の声を出す。さて、私も頑張らなくてはな。
「ええと、いいですか皆さん。これから訓練機を一班一機取りに来てください。打鉄とリヴァイヴが三機ずつですよ、早い者勝ちですからね!」
私達は、リヴァイヴを使う事にした。特に深い意味はない。
『各班長は訓練機の
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