第百五十七話 下品な奴その十二
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「関係ないから」
「生まれ育った国がアメリカだから」
「国籍もね」
こちらもというのだ。
「メキシコ系とか関係なくね」
「私はアメリカ人ね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「他の何でもないわ」
「そうなのね」
「そしてね」
それでというのだった。
「アフリカ系でもよ」
「アメリカ人ね」
「アフリカ系でも何よ」
こう言うのだった。
「別にお肌の色が違ってもね」
「アメリカ人ね」
「同じね、阪神にもアフリカ系の助っ人多かったわよ」
その長い歴史の中でだ、中にはカーランドという爪楊枝を咥えることで知られている面白い人物もいた。
「アメリカ人でもね」
「そういえばそうね」
アメリカの娘も確かにと頷いた。
「観てるとね」
「阪神をね」
「アフリカ系の人結構多いわね」
「そうでしょ」
「それで人気あったりするわね」
「アフリカ系でも凄い選手だったら」
それならというのだ。
「いいわよ、活躍しないで問題ばかり起こすなら」
「どんな選手でも嫌よね」
「昔巨人にミセリって助っ人いたけれど」
ストッパー候補として来日した。
「すぐ打たれて性格もね」
「悪かったの」
「今も言われてる位の」
そこまでのというのだ。
「トンデモ助っ人で」
「そうだったのね」
「それでね」
そうであってというのだ。
「本当にそこはね」
「それぞれね」
「人種関係なくね、日本人でもよ」
「問題ばかり起こすなら駄目よね」
「阪神じゃないけれど」
留奈はこのことは断った。
「死刑囚って言われる位ね」
「それ仇名?」
「そう、行いが酷過ぎて」
そうであってというのだ。
「もうファンからね」
「そう呼ばれてたの」
「こんな人もいたしね」
日本人の選手でもというのだ。
「いるだけでチームの雰囲気悪くする選手もいるしね」
「ああ、いるわね」
アメリカの娘もそれはと答えた。
「アメリカでもね」
「チームの雰囲気悪くするね」
「巨人にもいたしね」
「最初日本ハムにいてね」
「問題起こして」
「それでね」
そのうえでというのだ。
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