第二章
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「この地域のね」
「そうだな」
夫も確認して答えた。
「凄いことになってるな」
「ダオがお願いしたらすぐになんて」
「嘘みたいだな」
「本当にね」
両親は息子の身体を拭きながらお互いに言った、雨は数日降り旱魃は解消された。その後でだった。
夫は妻にだ、家の農家の仕事をしつつ言った。
「しかしダオはどの祠に行ったんだ」
「そうよね、行った瞬間にね」
妻も応えて言った、見れば息子もせっせと働いている。
「台風が来たみたいになって」
「旱魃がなくなったからな」
「一体どの神様にお願いしたのか」
「気になるな」
「じゃあダオに聞く?」
「どの祠に行ったかな」
夫婦で話してだった。
そのうえで息子に問うた、すると。
「案内するね、その祠に」
「ああ、頼むな」
「そうしてね」
両親はそれならと頷いてだった。
ダオにその祠を案内してもらった、するとその祠は。
「微姉妹か」
「我が国の建国の姉妹じゃない」
「この人達の祠か」
「ここでお願いしたのね」
「そうしたらね」
息子は両親にそうしたらと話した。
「あの雨になったんだ」
「そうなのか」
「これはどういうことかしら」
夫婦はそれがどうしてかわからなかった、だが後日学校に通う様になりこの話を学校の先生にした息子が家で両親に話した。
「微姉妹って雨乞いの神様でもあるらしいよ」
「そうなのか」
「そうだったのね」
「何でも昔ね」
息子は両親ン位さらに話した。
「今みたいに雨が降らなくて」
「それでか」
「その時になの」
「王様が雨乞いしたら降ったらしいんだ」
「その後で微姉妹が王様の夢に出てか」
「一番偉い神様の命令に従ってか」
「降らせてくれたのね」
「だからね」
そうしたことがあったからだというのだ。
「雨乞いの女神様になったみたいだよ」
「それは知らなかったな」
「そうよね」
二人共こう話した、二人共高校まで出たがそこでも勉強は全くせず今は農家の仕事ばかりでそれ以外のことは頭になくて知らなかったのだ。
「本当にね」
「全くだな」
「我が国の独立の為に立ち上がったとは知っていたけれどな」
「戦って最後は負けて川に身を投げたって」
「けれど雨乞いも聞いてくれるのか」
「そうした女神様達でもあったのね」
「そうなんだ、そしてね」
息子は背寧に言われたことをさらに話した。
「僕がお願いしたら」
「雨が降ったか」
「それで旱魃が収まったのね」
「そうみたいだよ」
まさにというのだ。
「これがね」
「いや、今も聞いてくれて」
「それで私達を救ってくれたのね」
「そう思うと有り難いな」
「ただ独立の為に立ち上がっただけじゃないのね」
「それじゃあな」
「私
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