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彼は いつから私の彼氏?
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私 必死だったから 覚えてないよー」と、言いながら、その時のメモリーを探したのだけど見つからなくて、結局 ゲームをして遊んですごしたのだ。男の子達は夕方近くなって帰って行ったけど、智子は居座ったままだった。後かたずけを手伝うからという理由だったけど、多分 お兄ちゃんの帰りを待っているんだろう。

「智子 なんやのー チラチラ見せてぇー」

「ああー 今日は これっ 可愛いよー ピンクでさー ゴムのとこにフリルついていて 穿いているんかわかんないんだよー」と、スカートを捲って見せてきた。

「もぉー いいよー 刺激強いんじゃあない? 今日は そのー 胸だってー 普段より大きいんちゃう?」

「そんなことないよー あの子等 おー ラッキー ぐらいに思ってるよ お正月だし これっくらいサービスしてあげなきゃー ブラも大きめのカップなんやー 水澄なんてインパンのラップスカートやろー なんも 面白ないやん」

「あのねー 私は 露出ぐせ 無いねん ほっといてー」

「ふふっ 翔琉にしか見せへん かぁー」

「あほっ そんなん・・・ お兄ちゃん 誘惑せんとってやー そんなんでー 今日はお化粧も濃いしー でも 口紅 直しときなよー」と、思っていることと反対のことを言ってしまった。

 そして、お兄ちゃんが帰ってきた時、「おぉー 智子 まだ いたのかー なんか すげぇー美人だなー 化粧 似合うよ」

「えー そーですかぁー 見てもらおうと張り切りました ねっ 水澄」と、智子の声が弾んでいた。私は そんなもんかねーと呆れていたのだ。

「水澄 俺 ちょっと昼寝するわー 親父らが帰ってきたら起こしてくれ」と、お兄ちゃんが2階に行こうとすると、智子も付いて行こうとするので

「ちょっと 何で 智子も後ろついて行くのよー 昼寝するって言ってるじゃぁない!」

「だってさー 側に居たいモン 寝付くまで子守歌 歌ってあげる」

「もぉー 勝手にせぇー」

 だけど、その後 私は穏やかでなかった。あんな下着を見せながら、お兄ちゃんのとなりに潜り込んで迫ってるんちゃうやろかーとか いくら、お兄ちゃんでも・・・それに、智子はどっちかというとお兄ちゃんの好みなのを 知っていたから・・・。確かに、今日の智子は私から見ても魅力的なのだ。男なら そんなの側に居たら ふらっとしないわけないもんなー。やきもきしている間に、智子は帰って行った。

 夕方、起きてきたお兄ちゃんに

「唇 紅いのん 付いてるよ」と、言ってみたら、口を拭っていた。やっぱりなんかー 誘惑に負けたなー 思っていたのだ。
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