第三百七十九話 アンデスの地でその七
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「山道を整えて鉄道もや」
「敷いていきますね」
「あと港もな」
こちらもというのだ。
「ペルーは沿岸部も広いし」
「整えますか」
「そうするで、港で貿易もして」
「利益を得ますね」
「水産業も充実させるしな」
こちらもというのだ。
「そうしてな」
「海も充実させますね」
「そうしてくで」
「これからはですね」
「そや、まずは山岳部と沿岸部で」
「インフラを整えるのは」
「産業もな、そしてな」
そのうえでというのだ。
「利益も得るわ」
「勢力を豊かにしますね」
「そして山岳部と沿岸部の統治が確かになれば」
それからはというと。
「東部に行くで」
「アマゾンの方にですね」
「そや、そしてな」
そのうえでというのだ。
「ペルーを統一してくわ」
「その流れで」
「それでええやろか」
「ええと思います」
アルゲダスはエチェニケに微笑みかつ確かな顔で答えた、声もそうしたしっかりしたものになっている。
「僕も」
「その戦略でやな」
「はい、それならですね」
「そうしてこか」
「これからは」
アルゲダスはまた応えた、そうしてだった。
二人でペルーの統一と内政を進めていった、エチェニケは言った通りにまずはペルー山岳部の街や村を掌握していき。
港も整えていった、そうして貿易も盛んに行ってだった。
貿易による利益も得て漁業も行った、水産だけでなく他の産業も育成し。
山岳部つまりペルー西部をかなり掌握した、中には従わない街や村もあったが。
「空船も飛兵も用いて」
「気球もな」
エチェニケはアルゲダスにリマの官邸で話した。
「そうして空を行き来してな」
「そのうえで、ですね」
「空を飛んでや」
「移動して戦われ」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「戦っていってるな」
「山岳部では」
「ペルーはこの世界でも西部はアンデスにある」
アンデス山脈、南米大陸西部を縦断しているこの山脈にというのだ。
「それでそこにや」
「多くの街や村がありますね」
「このリマにしてもな」
自分達の拠点にしてもというのだ。
「やっぱりな」
「アンデスの中にあります」
「高原都市や」
「左様ですね」
「他の街や村もな」
「山の中や高い場所にあり」
「行き来はな、道や鉄道は整えてるが」
しかしというのだ。
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