第三話 戦士達の集結その十一
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「しっかり声かけてるわ」
「しかしだ」
「あの人には声かけたことないんか」
「いつもあの男かそっくりの女がいてな」
「二人同時に声かけんかったんか」
「どうも妙なものを感じてな」
今度は乱馬を見つつ話した。
「あの男と全く同じ気配をな」
「となると女装か」
面堂はまずはこの仮説を出した。
「若しくは何らかの理由で変身出来るか」
「そうかもな、まあ兎に角今は俺もだ」
「女の子のことはいいっちゃね」
「そこまで頭が回らない」
ラムにまた答えた。
「どうもな」
「それはいいことっちゃが」
あたるの桁外れの浮気癖に対していつも怒っているラムとしてはだ、だがそれでもと言わずにいられなかった。
「ダーリンから女の人を離れさせるなんて凄いっちゃ」
「流石大谷選手ね」
しのぶも思うことあった。
「桁が違うわ」
「全くっちゃね」
「それであの人達も大谷選手と試合をするのね」
「そうみたいっちゃ」
「どうも俺達と同じだな」
パンスト太郎はマウンドにいる彼等を見つつ言った。
「大谷選手と戦うんだな」
「そうだな、それとな」
乱馬は今度は三塁側から出て来た一刻舘の面々を見て応えた。
「他の人達も出て来たな」
「確かあの人達は」
かすみは響子達を見て言った。
「一刻舘の五代さん達ね」
「ああ、お姉ちゃんお付き合いあるわね」
「東風さんに紹介してもらって」
かすみはなびきに答えた。
「それでね」
「そうだったわね」
「まさかあの人達も」
「阪神のユニフォーム着てるしね」
胸にアルファベットで大阪とある昭和三十年代のものである。
「間違いないわね」
「大谷選手と試合するのね」
「そうよね」
「私達以外にも大谷選手と試合する人達いるのね」
「あれは確か」
早雲はさくらを見て気付いた。
「巫女さんだったな」
「そうじゃな、桁外れの大食漢の」
八宝菜もさくらを見て言った。
「別嬪さんなのでよく覚えておる」
「また色々と縁がある」
玄馬も看板で言った。
「不思議なもの」
「全くだね」
早雲は玄馬の看板での言葉に頷いた。
「皆集まるなんて」
「これだけ大谷選手と試合したい人達がいるなんてね」
あかねは真剣な顔で述べた。
「そうした意味でも凄い人ね」
「全くだな」
乱馬も確かにと唸った。
「何かどんどんな」
「人が集まってきてるわね」
「大谷選手と試合をする為にな」
こんなことを話した、その彼等を見て三塁側の五代は響子に言った。
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