第三話 戦士達の集結その五
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「それじゃあね」
「ああ、正々堂々とやろうな」
「本当にそれが普通だけれどね」
まだこう言うかごめだった、大谷翔平が所属するチームと試合をすることが決まってもこうした話をしていた。
りんね達もだ、挑戦状の返事が来たが。
「大谷選手受けてくれるんですね」
「そう書いてあったわよ」
魂子が六文に笑顔で答えた。
「はっきりとね」
「うわ、本当に試合になるなんて」
「思わなかったのね」
「受けてくれないって思ってました」
六文は自分の読みを話した。
「本当に」
「けれどそれがよ」
「受けてくれてですね」
「試合をすることになったわ」
「凄いことになりましたね」
「うん、それでね」
鯖人も笑顔で言ってきた。
「今面堂家と綾小路家から招待が来たよ」
「えっ、あの二つのお家からですか」
「どっちも世界的な金持ちだぞ」
りんねも驚いて言ってきた。
「それこそ俺なんて比べものにもならないな」
「とんでもないお金持ちですよね」
「ああ、学校の中で暮らすなんてな」
自分の様にというのだ。
「どっちの家でもな」
「考えられないことですね」
「貧乏も借金もな」
両方共というのだ。
「ないぞ」
「それだけでも素敵ですね」
「そうだな」
「しかしどうしてあの両家に呼ばれたんだ」
隼人はそのことがわからなかった。
「俺達に」
「それは行ってからわかるんじゃない?」
鳳はあまり考えることなく述べた。
「そうしたらね」
「わかるか」
「その時にね」
「じゃあまずは行くか」
「うん、それで何処に招待されているのかしら」
「甲子園球場だよ」
鯖人はまた答えた。
「あそこにね」
「甲子園か」
「聖地ね」
隼人も鳳も真剣な顔で述べた。
「私達の愛する阪神タイガースの本拠地で」
「高校野球も行われているな」
「あそこに招待されるなんて」
美人は目をキラキラさせて言った。
「凄いことになったわね」
「しかし招待されたなら」
「行きましょう、絶対に」
タマはれんげに応えた。
「甲子園に」
「皆でね」
「甲子園に行ってカチワリを食べよう」
魔挟人はこちらだと言った。
「まずはね」
「すぐ傍に美味しい焼き肉屋さんあるのよね」
「阪神の選手もよく行く」
ミホとリカはそちらの店の話をした。
「そこにも行きたいわね」
「甲子園に行ったら」
「皆甲子園に行こう」
スズキ先生の目はいつも通りキラキラしている。
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