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仮面ライダーコウガ〜A NEW AGE HERO〜
EPISODE.01 覚醒
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性がゴーラに尋ねる。
「当然だ。だが、まずはメに昇格してからだ。」
ゴーラの言葉に、アジト内は歓声が沸き立つ。
「なら、まずは俺からやらせてもらうぜ!ゲームの内容は、エンジンを搭載していない乗り物の運転手30人ってのはどうだ?」
先程の男性はゲームの趣旨を宣言する。
「昇格ゲームなら、それくらいが丁度いいかもね。さ、ゲーム開始よ。」
レジアは右手の中指に嵌めている指輪を男性のベルト部分にある銅色のバックル、ゲブルコアに当て、ゲブルコアからエネルギーが解放され男性は蛭のような姿の異形に姿を変える。
「久しぶりのゲームだ。このズ・ビビル・ギのゲーム達成率、更新させてもらうぜ!」
蛭の姿をしたグロンギ怪人、ビビルは軽い足取りで行動を開始する。
「はぁ、数を増やせばいいと思っているあたりがズの低能具合を示していると思わない、ワズダ?」
ズの集団を見ていた二人組のうち、女性の方が男性に話しかける。
「興味がないな。アマダムコアがどうなるか、ソッチのほうが面白そうだ。」
ワズダと呼ばれた男性は、つまらなそうに返事をした。
城北大学 御礼研究室
-1月30日AM2:32-
人も寝静まった深夜、研究室に一人の男性が忍び込む。すると、真っ暗だった研究室の明かりが灯される。
「御礼先生、おかえりなさい!」
忍び込んだ男性、御礼大輔は部屋で待ち構えていた生徒達に驚く。
「えっ、どうしたのみんな!」
御礼は眼の前の光景に言葉が詰まる。
「どうしたの、じゃないですよ!」
「半年って言っていたのに、結局1年かかったじゃないですか!」
「先生のこと待っていたのに卒業しちゃった先輩もいるんですよ!」
生徒達は御礼に詰め寄る。
「仕方ないだろ?ちゃんと調べないと、最近は町おこしのために古代文明を捏造する地域はいくらでもあるんだから。」
御礼は鞄を地面に置く。
「それで、今回はどうだったんですか?」
女子生徒の一人が御礼に詰め寄る。
「タクカナ文明だけど、今回も捏造だったよ。地元の人に話を聞いても曖昧な返答しかなかったから怪しんでいたけど、案の定ってやつ。地質調査をしたら年代が大嘘。そもそも、本当にその文明があれば、多かれ少なかれ言語にその名残があるはずなのに、それがない時点でおかしいんだ。」
御礼は結果を話す。
「それが御礼先生が普段から言っている、言葉は大事な謎解き要素ってやつですか?」
「そう。文明や文化にはその時その時に変化が現れる。例えば、同じ日本語でも東北弁と現代の若者言葉では意思疎通ができないくらい違うだろ?言葉は文明を紐解く重要な鍵になるんだ。」
「なるほど…」
御礼の言葉に生徒達は感心している。
「そうだ。俺はまたここを離れないといけない
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