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仮面ライダーコウガ〜A NEW AGE HERO〜
EPISODE.01 覚醒
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 長野県 九郎ヶ岳遺跡内部
 -2000年1月29日AM9:00-
 「どうした、エネルギーがなぜ安定しない!」
 30代半ばほどの男性が他の科学者達に話しかける。その衣服から、男性は研究チームの上司であることがうかがえる。
 「ゲゴガ、今まで使っていたゲブルコアとは性質が違う。コアの構成物質の違いでここまで変化するのは当たり前だ。」
 研究チームの一人は上司である男性、ゲゴガに説明する。
 「そんなことは承知だ。問題なのは不安定化の原因だ。ゲブルコアもアマダムコアも本質自体は同質だ。一体何が違うというのだ。」
 ゲゴガは頭を抱える。すると、外から発砲音が聞こえ、警察官が一斉に押し寄せる。
 「そこまでだ!違法研究の現行犯で逮捕させてもらう!」
 警察官達は銃を構える。
 「やれやれ、そんな玩具に頼っているうちは、私達を取り押さえるなんて夢のまた夢だぞ。」
 ゲゴガはそう言うと、ヤモリのような姿の異形に姿を変える。
 「撃て!」
 合図とともに警察による発砲が行われる。銃弾はゴモゲに着弾するも、弾力性の高い体表にめり込むだけで、貫通することなく地面に落下する。しかし、ゴモゲに当たらなかった銃弾の一発が、アマダムコアと呼ばれていたエネルギー体に当たってしまう。
 「パスギグ、ダラジョベビバデデブセ(悪いが、弾除けになってくれ)。」
 ゲゴガはそう言うと、俊敏に動いて地下の階段へ逃亡する。警察達はその後を追いかけようとするが、銃弾の刺激を受けたアマダムコアはエネルギーが暴走し、凄まじい光を放ちながら爆発を発生させ、爆発が収まった遺跡内部は崩落し、生きた人間は一人もいなかった。

 警視庁 会議室
 -2025年1月29日PM3:30-
 「グロンギの研究施設から押収したアマダムコアと呼ばれる高エネルギー体は現在でも我々の手に負える代物ではないため、保管室で下油中に管理されているが、グロンギがあの事件から再び活動を開始するという話があり、我々警視庁では、特殊対策チームを設立することとなった。入りたまえ。」
 長官は事態を説明し、数人の人物の入室を促し、男女様々な人が入室する。
 「紹介しよう。対グロンギ特殊研究チーム、通称“レジェンド”に所属してもらうメンバーだ。中には民間人協力者もいる。一人ずつ、挨拶を頼む。」
 長官はチームの紹介を行う。
 「レジェンド第一責任者の城ヶ崎柳楽です。自分は、捜査1課から抜擢された身ですので、1課の面子にも関わってきますので、相応の責務を背負う覚悟はできております。それに、自分達は一人で解決するわけではありません。自分の使命が誰かのアシストになる、それを心がけるチームにできるよう努力していきます。」
 長官に促され、五十代前半の男性、城ヶ崎は挨拶を終え、隣の七十代ほどの男性にマイク
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