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世界の礎
第四話 海その一

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                第四話  海
 義青はメソポタミアを掌握し農業もある程度進歩させてからシリアやアナトリアに勢力を拡大させていった、その中で。  
 宗教についてだ、コムに言った。
「これからユダヤ教徒の国とも話すが」
「彼等は意志が強く」
 コムが応えた。
「その信仰はです」
「絶対だな」
「捨てないです」
「それは構わない」
 義青はそれはよしとした。
「全くな」
「信仰は許しますか」
「そうする、イスラムの様にな」 
 この宗教もこの世界には既に存在しているのだ。
「同じだ、そのうえでだ」
「我が国に入る様に言いますか」
「信仰だけでなく彼等の地位もだ」
 これもというのだ。
「やはりだ」
「同じですね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「そこはな」
「そうなのですね」
「そしてだ」 
 そのうえでというのだ。
「他宗教への攻撃は許さない」
「それは法律で定めていますし」
「他のことは許す」
「彼等の信仰や地位は」
「一切な、自治もだ」
 これもというのだ。
「許す、しかしな」
「それでもですか」
「他の信仰をだ」
 これをというのだ。
「害することはな」
「許さないのですね」
「若しだ」
 それこそというのだ。
「国内の他の国を攻めるならな」
「それはですね」
「罪としてだ」
 そう判断してというのだ。
「責のある者を罰する」
「死刑もありますね」
「その通りだ、兵を動かすのはな」
「義青様です」
「どの様な国も勝手に動かすことを許さない」
 決してというのだ。
「守るならいいが」
「攻めるのならですね」
「許さない」
 こう言うのだった。
「何があってもな」
「そうされますね」
「そうだ、そうしたことを守るならな」
「信仰も地位もですね」
「保証する、そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「我が国、帝国にだ」
「入れますね」
「そうする、その様にだ」
 まさにというのだ。
「政をな」
「進めていきますね」
「そうしていく」 
 こう言うのだった。
「これからはな」
「そうされますか」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「ユダヤ教徒の国にもな」
「言いますね」
「我が国に入れとな」
 その様にというのだ。
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