暁 〜小説投稿サイト〜
負けたと思った時
第二章

[8]前話 [2]次話
「最期はハーレムみたいな島に行ってだよ」
「さらに遊ぶのかよ」
「そうしたところで終わるんだよ」
「凄いな、小説でもな」
 友人は唖然として言った。
「ないな」
「凄過ぎるな」
「エロゲの主人公真っ青だな」
「そうだよな」
「無茶苦茶だな」
「俺なんてな」
 大友は心から思って言った。
「もうな」
「全く何でもないか」
「足元にも及ばないな」
 そこまでだというのだ。
「本当にな」
「そう思うんだな」
「ああ」
 実にというのだ。
「まだまだなんてものじゃないな、実はな」
「実は?」
「やっぱり十代の頃と比べるとな」
 モスコミュールを飲みつつ話した。
「そうした方面の元気さがな」
「落ちてるか」
「こんなの落ちないと思っていたら」
 それがというのだ。
「今はな」
「落ちてか」
「昔程はな」
「お盛んじゃないか」
「最近そうした映像や漫画あるだろ」
「爺さんが若い娘とか」
「そういうのあるけれどな」
 それでもというのだ。
「実際はな」
「お盛んな爺さんなんていないな」
「滅多にな、だからな」 
 それでというのだ。
「俺もな」
「落ちてきてるんだな」
「実感してるよ」
 そうだというのだ。
「本当にな」
「それ言うと俺もだけれどな」
 友人も自分のことを話した。
「どうもな」
「落ちてるよな」
「ああ」
 実際にというのだ。
「わかるよ」
「だからな」
 それでというのだ。
「そんな六十歳までな」
「遊ぶとかか」
「それで終わらずな」
 さらにというのだ。
「ハーレム行くなんてな」
「とんでもないな」
「それまでも凄いからな」
「男女合わせて四千五百人位か」
「馬でもな」
「ないな」
「バケモノだ」
 大友は心から思った。
「創作でもな」
「負けたか」
「完敗なんてものじゃない」
 それこそというのだ。
「もうな」
「どうにもならない位か」
「そう思ったよ、目指すはな」
「誰だ?」
「聖闘士の漫画の爺さんだよ」
 また創作の世界の話をした。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ