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相棒とともに。
第0章
0 朝の目覚め
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[1] 最後
ーー……外を吹く寒い風に身震いし、布団に包まる1人の少年がスヤスヤと眠っている。


 その隣には、水色の毛並みをした細長い道をしたポケモン、“グレイシア”が気持ちよさそうに眠っているが、耳がピクンっと動き、部屋への訪問者の気配を察知して起きる。


「アサヒ!起きなさい!朝だよ!」


「う〜ん……スズ姉、寒い。あと10分……。」


「もうバカなこと行ってないで!!起きなってば!!今から出ないと間に合わないよ!!」


「ふぁ〜〜い…………ふぁ〜〜〜ぁっ。」


「ほらっ!シャキッとする!……グレイシア、おはよう。アサヒをよろしくね!」


「レイシ〜。」


 アサヒの姉、スズナに撫でられると嬉しそうに声を出すグレイシア。そんな中でもアサヒは眠たげにあくびをしながらベッドから顔を洗いに行くのであった……。


◇○◇


アサヒSide


 気付いたら転生していた。


 学校の帰りにポケモンのゲームソフトを買って帰ったら、トラックが迫っていて、気付いたらこんな事が起きていたことに驚いたが、俺はポケモンの世界に転生した。


 しかも、キッサキシティのジムリーダーであるスズナの弟になっていたんだ。


 キッサキシティって氷と神殿と湖があったけど、それ以外は特に目立ったものが無いと思ったが、1年に数回は神殿を掃除したり、御供えをしたり、祭りをしたりと意外に忙しい。


 けど、俺は早い内からトレーナーになるために勉強して、キッサキシティでイーブイと共に野生のポケモンとバトルしたり、スズ姉とバトルしたりして鍛えたんだ。


「よしっ!ごちそうさま!スズ姉、ありがとう!」


「レイシ〜っ!」


「ふふっ。アサヒ、グレイシア。気をつけてね?何かあったら何時でも帰ってきて良いんだから!」


「大丈夫!俺にはグレイシアがいてくれるしね。俺がいつか、このキッサキシティでスズ姉を超えるトレーナーになってみせる!!」


「生意気言ってくれるじゃない?期待して待ってるわ。いってらっしゃい。」


「行ってきます!」


「レイシ〜!」


 俺とグレイシアは旅に出る準備を持って家を出ると、雲一つない快晴の下で旅に出て、まずはポケモン図鑑とモンスターボール、そして傷薬や食料などが入った荷物を持っていく。


「よし!まずはポケモンをゲットする!そして色んな所を旅して巡って、そんでもってシンオウリーグだ!!!」


「グレイシッ!!」


 意気揚々と駆け出すと、新たな人生への第一歩を大きく踏み出したのであったが、そんな中で俺とグレイシアの前にある林が揺れて、何かと思って止まった。


 そして、林を見て
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