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英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
第63話
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タウゼントCEOを睨んだ。



「わ、私のせいじゃないぞ!?情報が回ってきたのもつい先日だ!そ、それにマフィア絡みの研究など止めたりしたら何をされていたか…………!」

「知らずに手伝わされている助手どもを第一に考えろっつうんだ!」

言い訳をしているタウゼントCEOをジスカール技術長は睨んで注意した。

「あの天才教授に負けちまって、血眼になりながら進めている研究…………”同じ分野”の可能性は高いかもな。」

「…………っ…………!」

「…………そして、そこにマフィアが莫大な投資をしている状況ですか…………」

「イヤな予感がします…………それも途方もなく…………」

ヴァンの推測を聞いたカトルは驚きのあまり息を飲み、アニエスとフェリはそれぞれ考え込んだ。

「…………0.35%まで抑えた導力供給網の異常も今朝になってまた悪化してきています。あの研究室とは別に、今も別の場所で研究が続いている可能性は高いかもしれません。」

「!だとしたらキャラハン教授はそちらの方に〜?」

「ならとっとと見つけ出さねぇとな。昨日よりも本格的に嗅ぎまわらせてもらいますが――――――当然、異存はないですね?」

カトルの説明を聞いたエスメレー准教授は状況を察し、ヴァンはタウゼントCEOに確認した。



「…………気に食わんが仕方あるまい。」

「クク、だったら認証カードのランクも相応に上げてもらわねぇとなぁ?」

「くっ――――――ええい、カードを出すがいい!」

アーロンの指摘に唇を噛み締めたタウゼントCEOはザイファを取り出してヴァンに認証カードを出すよう促した。



その後仲間達と共にビルを出たヴァンは認証カードのランクを確認した。



〜エントランス〜



「ランク”B"――――――昨日仰っていたグレードですね。」

「へっ、、そのランクは滅多に発行されることはねぇぞ?」

ヴァンが持つセキュリティカードのランクを確認したリゼットは昨日のジスカール技術長の話を思い返し、ジスカール技術長は口元に笑みを浮かべて指摘した。

「ハッ、文句はねぇが若干セコイな。ここは一気にAに行くとこだろーが?」

「無茶言うな――――――こいつがあれば昨日より更に動きやすくなんだろ。」

「さっそく行動開始ですね…………マフィアの尻尾を掴んでみせます!」

一方アーロンはランクが”A"でない事に不満を示し、アーロンの不満にヴァンは苦笑しながら指摘し、フェリは必ずアルマータの手がかりを掴むために意気込んだ。

「…………お願いがあります。できれば――――――僕もしばらく貴方たちに同行させてくれませんか?」

「え…………?」

その時カトル
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