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ハッピークローバー
第百五十六話 祭りの中でその十六

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「次の日してきた生徒が少なくて」
「ああ、怒って」
「生徒に暴力を振るう先生もね」
「いるのね」
「そんな先生もいるから」
「最悪ね」
「それでそんなとんでもない先生はね」
 彼等はというと。
「そうした奴にもね」
「あいつね」
「そう、あいつみたいな奴にね」
 かつて八条学園にいたが今は県内の最底辺と言っていい学校にいる輩はというのだ、一華はカンボジアの娘に話した。
「騙されるのよ」
「あいつ自分より強い相手には諂ったしね」
「媚びてね」
「弱いといじめてたけど」
「そこも嫌われる理由だったでしょ」
「ええ、弱い者いじめ大好きでね」
 そうであってというのだ。
「自分より強いとね」
「へらへらしてね」
「そんな奴でそんな奴によ」
「騙されるのね」
「そうよ」
 そうなるというのだ。
「そうした馬鹿教師はね」
「そうなるのね」
「そう、そしてね」
「そして?」
「うちの学校ちゃんと先生の質を見て」
 そうしてというのだ。
「採用してるから」
「馬鹿な先生いないのね」
「暴力振るう先生もね」
「いいことね」
「これが他の学校だとね」
「馬鹿な先生いて」
「暴力もよ」
 それもというのだ。
「振るうのよ」
「酷いわね」
「それでそうした先生の暴力は」 
 それはというと。
「とんでもないのよ」
「虐待レベルよね」
「そう、もうとことん殴って蹴り回す」
「そんな風ね」
「止める人いないし」
 そうした暴力をだ。
「お咎めもなしだから」
「学校の中だと」
「教育で通るから」
 そうした暴力がというのだ。
「学校って閉鎖された空間で悪いことも隠せるからね」
「いじめと同じね」
「そう、隠そうと思えばね」
 その時はというのだ。
「隠せるからね」
「そうした暴力も隠せて」
「お咎めなしだから」
「好き放題やれるのね」
「殴ったり蹴ったりね、ビンタ一発で済ませるなんて」
 これも立派な暴力だがというのだ。
「ないのよ」
「酷いわね」
「最悪親に行っても」
「親御さんも何もしないの」
「そう、先生っていうだけで信頼する親いるから」
 その職業だけを見てというのだ。
「殴られた子供の方が悪いとかね」
「そう言ってなの」
「動かなかったりするしね、職員室でもね」
「問題にならないのね」
「最悪教育委員会に行っても」
 そうしてもというのだ。
「あそこも先生達だから」
「動いてくれないのね」
「そうした場合もあるから」
「色々酷いわね」
「日本の学校の先生はね」
 彼等の世界はというのだ。
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